8月9日、長崎への原爆投下の記念日にオンラインで開催された「原水爆禁止2020年世界大会長崎デー」に参加しました。
午前10時に開会され、2時間30分のプログラムでした。
途中、長崎に原爆が投下された11時2分には、オンラインの会場で黙とうしました。
今回のテーマは、「被爆者とともに、核兵器のない平和で公正な世界を~人類と地球の未来のために」でした。
関西学院大学教授で世界大会起草委員長の冨田宏冶氏の主催者報告に始まり、たくさんの方が画面で訴えられました。
被爆者の証言 長崎の被爆者:反納清史さん
ゲストスピーカー:駐日メキシコ大使のメルバ・プリーアさん
国連マレーシア政府代表部常駐代表で国連大使のサイエド・ハスリン・アイディドさん
長崎市長の田上富久さん
メッセージ:オーストリア大統領、ラオス国家主席ほか
日本共産党からは志位和夫委員長のビデオメッセージがありました。
セッション1「核兵器のない世界への共同」での発言
・国際平和ビューロー共同代表のフィリップ・ジェニングズさん
・核戦争防止国際医師会議副会長のカルロス・ウマーニャさん
・環境活動家の武本匡弘さん
・原発ゼロ・自然エネルギー推進連盟会長の吉原毅さん
セッション2「日本と世界、草の根の運動の交流」での発言
・平和と統一を目指す人々・韓国青年企画チームのキム・イナさん
・フランス平和運動全国書記のロラン・ニベさん
・「ヒバクシャ国際署名」をすすめる長崎県民の会共同代表の田中重光さん
・ミサイル基地「イージス・アショア」を考える秋田県民の会共同代表の渡部雅子さん
・高校生1万署名に取り組む高校生平和大使
・広島と長崎の青年
などなど、たくさんの発言がありました。
最後に、主催者の声明として「長崎からすべての国の政府への手紙」がさだれました。
国連で採択された「核兵器禁止条約」の発効に必要な50か国の批准まで、あと7か国に迫っています。
1日も早く、核兵器禁止条約が発効するようにと願います。
そして、願わくば、世界で唯一の実戦における被爆国の政府・日本がその中に入ることを願います。
被爆者として、被爆の実相を語る方々が少なくなっており、被爆を語っていくこと、平和のバトンを次世代に渡していくことの大切を再認識しました。
同じ会場で、青年たちが一緒に視聴していたことが嬉しかったです。
午後は、熊本市中央区の中心商店街・下通入り口に立って、「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」への賛同を訴えました。
核兵器がすみやかに地球上から廃絶されるよう、これからも取り組んでいきたいと思います。