上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

「第1回球磨川豪雨検証委員会」への抗議文提出と申入れに参加

2020-08-31 21:50:18 | 住民とともに
8月25日に開催された「第1回球磨川豪雨検証委員会」の議論や開催のあり方には大いに問題があり、抗議と提言を行う要請行動が、8月31日緊急に行われました。
「子守唄の里・五木を育む清流川辺川を守る県民の会」「清流球磨川・川辺川を未来に手渡す流域郡市民の会」「美しい球磨川を守る市民の会」の3団体による申入れとなりました。会の関係者やダムに関心を持つ県民・10数名が参加しました。
私も、球磨川流域の地元議員である坂本登芦北町議、山本伸裕県議、松岡徹元県議と共に参加しました。

「川辺川ダムありきの検証では、流域住民の生命財産を再び危険にさらすことになる」「住民不在の検証では、再び議論の長期化と混乱、対策の遅れを招く」ということで、流域住民の参加もなく、まともな検証も経ないで、ダムありきの議論を行っている検証委員会に対し厳しく抗議するとともに、以下の9つの事項を提言しました。
1、 線状降水帯の降雨の特徴とその影響を検証すること
2、 人吉地点のピーク流量 8000 ㎥/s などの算出根拠を明らかにすること
3、大量の流木や土砂の流入という従来型水害との違い、緊急性の高い堆砂の速やかな撤去などを検討すること
4、 地域ごとに異なる水害発生の要因を検証すること
5、瀬戸石ダムによる影響について検証すること
6、 ダム緊急放流を含むダムのリスク面について検証すること
7、 防災のための土地利用、地域づくり、山林の視点を加えた、総合的な水害防止対策を検証すること
8、60 余名もの尊い命が失われた原因を検証すること
9、 検証委員会へ住民参加と多様な視点からの参加、公開性を保証すること

参加者からは、まともな検証のないままダムありきの議論を行っている点についての指摘や、住民不在の検証、申し入れた内容に対し何ら誠意のない回答がなされないことなどに対し、厳しい意見が述べられました。
知事が責任を持って、県民に説明すべき問題であるという点も要望されました。
今後は、今回の申し入れの内容に対し、誠意を持って対応し、国はもちろん知事や流域自治体の首長が説明責任を果たすべきです。


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