上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

総務委員会行政視察・・・・防災と文書管理

2014-04-24 17:43:42 | 議会活動
4月22~24日、総務委員会の行政視察で、長岡市と東京に行ってきました。

【長岡市】
長岡市は、「日本一災害に強い都市を目指して」と、防災シビックコア地区を定め、積極的に防災力の向上に取り組んでいます。
中越沖大地震とその後の相次ぐ災害の教訓を生かし、長岡市は①地域防災計画の見直し、②各種災害対応マニュアルの作成、③市民向け防災フレットの作成、④災害情報伝達体制の整備、⑤避難所環境の整備、6中越市民防災安全大学の開校などに取り組んでいます。3年間で1億円の予算を使い全小中学校に災害時対応の設備を作ったり、シビックコア地区の総合防災公園は広域の防災拠点ともなっています。
何より、中越沖地震をはじめとする大きな災害の教訓を実践的に生かして、具体的な取り組みにつなげている点には、大いに学ぶべきと思いました。

(長岡市防災公園)


(防災公園にある消防本部・・・・このほか、合同庁舎などもあり防災拠点になっている)


(防災公園の地下には貯水施設になる施設がつくられています)


(市が持っている起震車・・・かわいいです!)



【国立公文書館(東京)】
国立公文書館は、皇居のすぐ横、東京でも一等地にあります。
初めて行きましたが、文書管理という分野について勉強になりました。
初めに館内の展示を見せていただきました。日本の高度成長の時期の文書を展示したもので、憲法の原文や安保条約の原文など、初めて目にしました。
現在、本館・筑波分館・文京区のアジア歴史資料センターの3か所に分かれているそうです。正規職員47人に嘱託・臨時など合わせ、総勢は約150人ほどだそうです。古い古文書から現代の資料まで58㎞の文書が保存されているそうです。
   *公文書館の保存文書の量は、文書を書架に並べた時の長さで表すそうです。
    ちなみに、各国の公文書館が所蔵している文書量は、
           アメリカ・1370㎞(1934年設立)、
           イギリス・180㎞(1838年設立)、
           フランス・400㎞(1790年設立)などです。
    設立年によっても、保存している文書の量は違うようです。
文書の修復などの様子も見せていただきました。
展示を見せていただいたように、「公文書等の管理に関する法律」では、管理のみでなく「利用の促進」も謳ってあり、保存している文書を国民に公開していくことにも力を入れているそうです。
そして、全国には、36都道府県・8政令市・24市区町村に公文書館が設置されています。
めったにできない勉強になりました。

(公文書館の目の前は皇居)


(憲法の原文)


(日米安保条約の原文)







コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 雨にもらった庭仕事の時間 | トップ | 白の紫蘭 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

議会活動」カテゴリの最新記事