市政のムダ使いは許されません・・・・花畑町ひろば40億円
10月2日、熊本市議会の予算決算委員会の締めくくり総括質疑で、「花畑町ひろば」40億円のムダ使いについて、質問しました。
熊本市は、40億円もかかる「花畑町ひろば」の計画を昨年11月に議会に説明、公表しました。しかし、突然の「ひろば計画」は熟度も低く、到底納得できるものではありません。
<問題点1>9月議会では、「NHKの花畑町への単独移転で、花畑A街区の開発に弾みがつく」と言っていた幸山市長。
翌10月には、「ひろばについて、積極的に検討した」というのですから、思いつきもいいところ、まともな検討もせずに、議会へと提案したわけです。
<問題点2>2900㎡の広場整備に、産業文化会館の隣地600㎡を買収するといいますが、買収価格を15億円と予算化しています。
土地代が3.5億円、2棟の古いビルの建物補償費が11億5000万円ですから、土地代の3倍以上の高い補償費を払うのです。議会からも「一般的社会通念」に配慮した価格での買収をと、議会からも注文がつくような高い買収費です。
<問題点3>「ひろば」の利用見通しは、計画公表時の昨年1月には試算されていませんでした。利用見通しもないまま計画だけを打ち上げたわけです。
しかも、議会の指摘を受け、今年5月に公表した「ひろば」の利用見通しは、広場周辺の1年間の通行者500万人をすべてひろば利用者として算入するという、無謀な見通しです。
それならば、辛島公園も花畑公園も、利用者は500万にのはずです。・・・・が、花畑公園の利用者は年間472人、辛島公園も年間64日の利用にとどまっています。
とんでもない利用見通しです。
<>「ひろば」は年間121回のイベントをするという見通しですが、運営主体も検討されていません。
<問題点4>建設をされて、30年しか使っていない産業文化会館を4.7億円も使って壊し、ごみの山にしてひろばが作られます。産業文化会館の再開では、1万人が早く再開してほしいと要望しています。
使える公共施設は、改修して大事に使うべきではないでしょうか。
<問題点5>40億円も使って整備する「ひろば」計画については、市民にほとんど内容が知らされず、意見も聞かれていません。市民不在のまま、40億円もの「ひろば」整備をすすめることは許されません。
こんなひどいムダ使いに対し、「産業文化会館の再開を求める会」では、税金のムダ使いをやめよと、住民監査請求が準備されています。
市政のムダ使いを正していくため、引き続き頑張ります。font>
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