上野みえこの庭

日本共産党熊本市議の上野みえこのブログです。

熊本市長へ、「熊本復興飛翔祭におけるブルーインパルスの展示飛行中止を求める要望書」を提出

2017-04-07 17:35:30 | 熊本市政
市街地の上空で、危険な戦闘機の飛行はすべきではありません
熊本市は、4月23日に開催予定の「熊本復興飛翔祭」に、戦闘機であるブルーインパルスの展示飛行を予定しています。
市街地の上空を、ものすごい爆音の戦闘機が飛んでいくことは、住民にとっては大きな脅威です。これまで、重大な事故も発生しており、熊本地震からの復興とは無縁で、危険な戦闘機の飛行は中止するよう、松岡勝熊本県委員会書記長、山本伸裕県議、重松地区委員長、市議団からなす・上野の2名の議員が参加し、市長に要望書を提出しました。経済観光局長が対応しました。



要望書は以下のとおりです。

「熊本復興飛翔祭におけるブルーインパルスの展示飛行中止を求める要望書」

2017年4月7日

日本共産党熊本県委員会 県委員長  日高 伸哉 
日本共産党熊本地区委員会 地区委員長  重松 孝文 
熊本県議会議員  山本 伸裕 
日本共産党熊本市議団 上野 美恵子  那須 円  山部 洋史

 4月3日、熊本市は4月23日に行われる熊本復興飛翔祭において、ブルーインパルスの展示飛行を行うことを明らかにしました。
そもそも、ブルーインパルスは、全国各地の基地で開催される航空祭や自治体等のイベント・行事などで展示飛行を実施することにより、航空自衛隊の存在を多くの人々にアピールするとともに、国産戦闘機のパフォーマンスやパイロットの技量を示すことにより、日本の防衛力や航空産業の水準を国内外に発信し、潜在的な抑止力を高める役割を担っています。
これまでにブルーインパルスが引き起こした重大事故は、1982年に浜松基地航空祭で会場近くの駐車場に墜落、パイロット1名が殉職し、住民12名が負傷したほか、1991年には宮城県金華山沖に2機が墜落し、パイロット2名が殉職、2000年にも宮城県光山山頂付近2機墜落してパイロット3名が殉職するなど、決して少なくありません。
今回の展開飛行は、熊本城を中心に、半径10㎞の空域で飛行を実施するとのことですが、住宅が密集している市街地及びその上空で、万が一事故が起これば、重大な被害が発生することは間違いありません。大きなジェット音とともに上空を飛行する戦闘機に、恐怖と不安を感じる市民も多くいます。
本来、復興は、亡くなった人々に思いを馳せるとともに、生活と生業の再建の道筋を示すなかで市民に希望と展望を与え、文化や人々の交流のもとで、一歩一歩進められるべきものです。こうしたことからも、航空自衛隊のPRがそもそもの目的であり、事故の危険性を否定できない展示飛行を、復興の名を借り実施することは許されません。
以上の理由により、ブルーインパルスの展示飛行を中止するよう要望いたします。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« すべての小中学校にエアコン... | トップ | 学ぶこと、チャレンジすること »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

熊本市政」カテゴリの最新記事