9月24日、毎月定例の「消費税をなくす熊本の会」による「消費税5%への減税を求める署名」の街頭行動がありました。
あいにくの雨となり、熊本市中心商店街の昼時は、いつもより人通りも少なく、集まった署名も少なめでした。
そんな中、元気に駆け寄り署名してくださった方が数名ありました。
サラリーマン風の若い方、個人事業主風の方。
「消費税廃止は求めないのですか?消費税は、払っても福祉等には使われていないみたいですから。税はあるところから取って、消費税は廃止にしてください。頑張ってください」との激励がありました。
昨年10月の10%への増税による消費の落ち込み、景気低迷に、新型コロナがさらに拍車をかけて、今や地域経済は最悪の状態です。
一刻も早く、消費や景気を回復させるためにも、即効性のある消費税減税は、直ちに実行してほしい課題です。
「消費税5%への減税を求める署名」、是非多くの方にご協力いただきたいと思います。
新型コロナに配慮しながら、2020年度の熊本革新懇総会が9月22日に県民交流会館パレアで開かれました。
記念講演は、「海達公子と日本の童謡」と題し、大阪大学名誉教授の猪飼隆明先生がお話されました。
海達公子は、私の故郷・荒尾市の出身で、私の母校・玉名高校の前身・高瀬高等女学校の卒業です。
しかし、高校の卒業式直後に倒れ、その後16歳7カ月という若さで亡くなりました。
尋常小学校の頃から父親と一緒に童謡をつくりはじめ、短い生涯の中で、5000首もの詩をつくったそうです。
その詩作は、北原白秋に「珍しい詩才の持ち主」と絶賛されたとのことです。
講演では、いくつかの詩も紹介され、公子の詩が身近になりました。
大正13年の「赤い鳥」7月号に掲載され北原白秋がほめた「ひし」、同じく「赤い鳥」9月号に白秋の推奨作として載った「夕日」。
「ひし」
とがった
ひしのみ
うらで
もずが
ないた
「夕日」
もうすこしで
ちつこうの
さきにはいるお日さん
がたにひかつて
まばゆい
まばゆい
短い人生を生き抜いた少女の、研ぎ澄まされた言葉のひとつひとつに心打たれます。
参加してよかった、と思った講演会でした。
7月に発生した熊本南部豪雨災害を受けて、ダム必要論が急浮上しています。
しかし、人吉・くま・八代地域の被災状況を見るならば、満水までぎりぎりになりあと一歩で緊急放流の実施が報道された市房ダムが、仮に緊急放水していれば下流域の人吉・くま・八代など、さらに被害が大きくなっていたことが想像されます。また、豪雨が市房ダム周辺で発生し、急激に水位が上がっていったならばダムの決壊すら起こっていかもしれません。
本当に、急激な豪雨が発生した時にダムに効果があるのか、しっかりとした検証をすべきです。
それをしないまま、「ダムが必要」と無責任に発言をすべきではありません。
熊本市を流れる1級河川白川の上流には、立野ダムの建設がすすめられています。今回と同規模の想像しなかった豪雨が白川流域に発生したら、ダムがどうなるのか、ダムで水害を抑制できるのか、ダムは決壊しないのか、さまざまな点からの検証をすべきです。
今や、想定外の災害が各地で発生しています。
熊本地震で、ダム建設地周辺が大きな被害を受け崩落した、そんな場所にほとんど治水効果のないダムを、多額の費用をかけて建設することについて、今一度立ち止まって検討すべきです。
地球温暖化により、豪雨や超大型台風の度重なる襲来など、水害の危険性が高まっている時だからこそ、危険性のないしっかりとした治水対策が必要です。
私たちは、危険なダムに頼らず、白川流域の強固な堤防、河床の掘削・土砂の撤去、流域への遊水地の整備などを提案しています。
温暖化防止対策も含めて、安全な白川の実現を求めています。
9月19日、「立野ダムによらない自然と生活を守る会」や「ダムによらない治水・利水を考える熊本県議の会」「立野ダムによらない白川の治水を考える熊本市議の会」「白川の安全と立野ダムを考える流域住民連絡会」のメンバーによる熊本市中心街での署名活動が行われました。
真に安全な白川の治水対策をすすめていくために、引き続き署名に取り組んでいきますので、どうか多くの方々にご協力いただきたいと思います。
一緒に住んでいる義母は、93歳になりました。
今年も元気に、「敬老の日」を迎えました。
毎日、料理や洗濯、家事に勤しんでいます。
義母のモットーは、「昨日できたことは今日もやる」です。
そうすれば老いないと言います。確かに。
私も甘えて、お世話になっています。
料理と縫い物が得意で、テレビや新聞•雑誌などを見ては、新しいメニューを披露してくれます。
洋服や着物を縫うことが仕事だったので、衣料の扱いも上手で、洗濯は洗うのも、干すのも、たたむのも、義母にはかないません。
私が忙しく議員活動ができるのは、義母がいてくれるからです。
本当にありがたいと思います。
母の長寿を祝い、家族で食事をしました。
プレゼントは、大好きなどら焼にしました。
美味しそうに食べる義母に、お抹茶を点ててあげました。
お茶碗は、季節に合わせ、「月に兔」にしました。
今が一番幸せ、と言ってくれる義母に心から感謝します。
これからもお元気で。
いつの間にか彼岸花の季節を迎えていました。
「今年は彼岸花が少ないね」と言われ、確かに。
いつも固まって咲いているところに花がありません。
隣家との壁際に少し。
入口の花は、別の花に埋もれて咲いていました。
しかも、どこの花も白です。
赤い花もないと庭が寂しく見えます。
来年はにぎやかに咲いてくれますように。