日々のつれづれ

日々うららかでありますようにと願ったけれど、平穏な日々は続かない。
穏やかな老後は訪れるか。

松竹大歌舞伎

2024-11-07 | 趣味の時間
日本の伝統芸能の一つである歌舞伎が札幌で公演されると知って、夫が見に行こうと言い出した。私は過去に薪能と狂言を見たことがあるが、夫が日本の芸能に興味を持つとは思わなかった。
公演日は6日で、折よく夫は休日。開演は13時なので、早めに家を出て大通り界隈でお昼を済ませて会場へ向かうことにした。

出演は中村錦之助、中村隼人、市川笑三郎、市川青虎、上村吉弥とそうそうたる顔ぶれだ。
開演の際の挨拶に、中村隼人さんは後部入り口から現れた。観客席の通路を通って舞台まで上ると軽快な話術で観客の心をつかんだようだ。
   
写真撮影の時間を取り、演目のあらすじと観劇中の注意事項を述べ、支度を整えて10分後には舞台に出ると言って袖裏へと引っ込んだ。

最初の演目は双蝶々曲輪日記 引窓(あらすじはパンフレットから)

石清水八幡宮にほど近い八幡の里にある南与兵衛の家。亡き父の後妻となった義母お幸と女房お早が放生会の準備をしているところへ、相撲取りの濡髪長五郎が人目を忍んで訪ねてきます。幼い頃に養子に出されたお幸の実子である長五郎は、主筋への義理で人を殺めてしまい、母に一目会おうとやってきたのです。そこへ代官に任命され、父の名である南方十次兵衛を名のることが許された与兵衛が帰ってきます。お幸とお早は与兵衛の出世を喜びますが、与兵衛に命じられた初仕事は人相書の男を捕縛することで……。
 仲秋の名月を翌日に控えた京都を舞台に、互いを思いやる親子の苦悩と情愛が描き出される義太夫狂言の名作。明かり取りの天窓(引窓)を舞台装置として巧みに用いながら、美しい月明かりのもとで展開する心温まるひと幕をご堪能ください。

30分の休憩をはさんで 身替座禅
 大名の山蔭右京は、大の恐妻家でありながら浮気性。愛人の花子が都へやって来たことを知り、なんとか会いたいと願いますが、奥方玉の井が外出を許しません。そこで右京は、邸内の持仏堂に一晩中籠って座禅をすると嘘をつき、家来の太郎冠者に座禅衾を被せて自身の身替りにし、花子のもとへ向かいます。しかし、このことが玉の井に知られ……。
 狂言の大曲「花子」をもとにした舞踊劇。花子と一夜の逢瀬を叶え、ほろ酔い加減で帰ってきた右京が、自身と花子を踊り分けながらその様子を物語る場面はみどころの一つです。怒りに打ち震える玉の井と、それに気づかず浮かれた様子の右京の対比が面白く、現代にも通じる夫婦のやり取りがユーモアたっぷりに描かれます。

後半の演目のほうが分かりやすく、また卑近な主題で面白く感じられた。

公演が終わって会場の外に出たのは16時頃だったが結構な雨が降っていた。
予報では雨が降り出すのは18時ころと言っていたので雨具の用意はしていかなかった。
雨が降っていなければデパ地下で何か買って帰るつもりでいたが、地下鉄でそのままターミナル駅まで行き、地下直結のスーパーで買い物した。
自宅まではバスに乗り継がなければならないのだが、次のバスは15分後だし雨も降っている。結局タクシーに乗って帰宅したのは余分な出費となった。

その雨は降り続いて今朝は雪に変わっていた。
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ジョニーは戦場へ行った

2024-10-27 | 趣味の時間
購読している新聞の読書ナビに、今日取り上げられていたのはダルトン・トランボの「ジョニーは戦場へ行った」だった。1939年の刊行で第一次世界大戦が舞台だという。
この本は著者の監督・脚本で映画化され、1971年に公開された。本のことは全く知らなかったが、映画は見た。ちょうどベトナム戦争の最中であったことから、ベトナム戦争下の出来事と思っていたのだが。

アメリカの若き兵士、ジョニーは戦場で四肢を失って病院のベッドに横たわっている。
意識はあるのに音を聞くことは出来ない。聴覚が失われたからだ。
それだけではない。目も鼻も口も失い、残されているのは皮膚の感覚だけだ。

時々彼の様子を見に来る看護婦との触れ合いが救いだったと思ったのは覚えているが、なにしろ学生時代に見た映画で遠い記憶だ。
ただ意外なラストと、ベッドの上で過ごすジョニーの在りようにすごい衝撃を受けたのは覚えている。
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もう別れてもいいですか

2024-09-06 | 趣味の時間
垣谷美雨さんの本はタイトルにインパクトがあって、しかも読みやすい。
何冊か読んでいるが、今回読んだのはこれ
      
主人公の澄子は58歳。パートで働いているが、夫ばかりでなく実母もパートの仕事を楽なものと思っている。決して楽ではないのに。
夫は家では何もしない。それどころか妻を下女と思っているのではないか。
澄子が外出するのに「外出してもよいでしょうか」と言っても、快く出してくれることはない。自分は飲んで遅く帰宅するにもかかわらず。
(感想:外出するのに許可を求めるのか!? 連絡だけでいいんじゃない)

友人のグループと定期的に会うのだが、みんな夫への不満を口にする。
そのグループでの会話で、同級生だった友人が離婚したことを知り、澄子の中に羨ましいという感情と共に嫉妬心が生まれる。
自分も離婚できるものならしたい。
けれど夫は財産分与をしてくれそうにないし、パートとしての収入だけでは離婚後の生活が不安で決心がつかない。
そんな時に離婚した元同級生と会い、彼女の経験談を聞いて少しずつ離婚への道を歩き出す。
まずは実家の母の体調が悪いと言って実家に帰った。
夫は母の体調がどうかと聞くこともなく「早く帰ってこい」とうるさい。早く帰ってきて自分のために家事をやってくれというのが見え見えだ。

離婚して一番の問題は住む場所だ。
澄子の弟が「近いうちに実家で母と同居する」と言っていたので実家は当てにできないと思い、パート収入だけでは生活できないと躊躇していたが、澄子が実家に住むならぜひそうして欲しいという弟夫婦の申し出は、だから救いの言葉だった。
夫が留守の間に自宅から自分のものを持ち出して、澄子は離婚へ向けて歩みだす。

離婚に至るまでのあれこれは面白い。
でも私より年代が下の主婦たちの状況がこれなのか。
まあ小説だからね。
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お盆休み

2024-08-20 | 趣味の時間
今年は夫のお盆休みは10日から18日までで、これまでにない長い休みになった。
いつもお盆中でもゴルフに行っていたのに今年は10日と18日の2回だけ。

思い出せば夫の実家のお墓参りに行かなきゃならないと言う私の言葉に耳を貸さず、ゴルフに出かけた〇十年前の8月13日。
義母から電話がきてあんただけでも来るようにと言われ仕方なく子供を連れて出かけた。
この時期は幹線道路はお墓参りや海に行く人が多く、道路の渋滞はひどい。夫なら裏道を通って行くのだが、私は裏道がわからない。
普段なら1時間かからないで到着するのに、その日は何時間かかったのか。
お墓参りは13日にするものだ、と義母にはさんざん文句を言われた私。それなのに残してきたメモを見て夕方にやってきた夫に、義母は文句ひとつ言わなかった。
あとで、その件について私は夫に文句を言ったけれど、それが堪えたのか、それから13日はお墓参りの日になって現在も続いている。

13日は夫の実家のお墓参りなので、11日は私の実家のお墓参りに行った。
息子家族も13日にお墓参りに来ると言っていたが、夫家のお墓の前で会った。

私の実家のほうもお参りしてくれてから家に来たのだが、これから旭山動物園へ行く予定なので長く居られないと言って10時過ぎには発っていった。
行きたいところがあるとは言っていたが市内かと思っていた。一緒に出てお昼を共にして別れると考えていたのに予定が狂って気持ちも落ちた。

夫が道南の乙部町に行ってみようと言ったのは15日。
かなり遠いので、どこか泊るところがあればと思って宿泊の用意をして16日の朝に出かけた。
お昼ごろに乙部町に着いたが、その日は地域のお祭りで食事処はどこも休業。
道の駅もお土産を扱っているだけの小さな建物で食事はできない。
結局コンビニでお昼を調達することになった。
札幌から高速を使って八雲インターで降り、太平洋側から日本海側まで横断するという長い距離を走り、結局きれいな海岸線をドライブしただけ。
    

  
宿泊の用意はしてきたので夫は洞爺湖に泊まれるかもと言い、温泉街に入ったのは15時過ぎ。ホテルには宿泊客が入る時間になっていた。
ホテル前で案内しているスタッフの人に空室の有無を聞いたが満室という返事(汗)
それでも案内所で何とか見つけてくれたホテルに泊まることが出来た。

長時間の運転で夫も疲れていたと思うので、泊まることが出来たのはラッキーだった。

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臨床の砦

2024-07-28 | 趣味の時間
新型コロナが5類に移行して1年が過ぎ、マスクを着用している人も減ってきた。「だが」と言うべきか、「やはり」と言うべきか、感染者は増加してきているようだ。

図書館から借りてきて昨日読み終わったのは臨床の砦」

現役の医師によって書かれたこの本、感染症指定医療機関でコロナ禍の最前線に立ち続ける 医師と看護師たちの話だった。
始まりはクルーズ船内で発症した患者たちの受け入れだった。
発熱外来ではPCR検査を受けるために車が列をなす。
入院したいと訴える患者がいても、病床には空きがない。
そして老人施設にクラスターが発生する。
もう医療崩壊の域なのだが、行政は危機感が足りない。

負け戦かもしれないという思いがよぎるけれど、ここで白旗を上げるわけにはいかない。自分たちが撤退したら感染者たちは行く先を失ってしまう。
感染の危機におびえながら、それでも感染症と戦い続ける医療関係者たちを描いて秀逸だ。


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新しいパソコン

2024-05-16 | 趣味の時間
ウェブマートで注文したPCが12日の夕方に届いた。
翌日月曜日、半日かけてセットアップした。
プリンターとの無線接続はまだだが、インターネットとオフィスは使える。
あとは使い勝手の良いように少しずつやっていこうと思っている。

前のパソコンは12日まで使えた。
再起動を繰り返したり、起動したらBIOSの画面が出るよになったりしたが、よく頑張ってくれたと思う。

今度こそ私の最後のPCになるだろう。
もうPCを触りながら飲み物は飲まない!
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竹富島で

2024-04-30 | 趣味の時間
四日目は一番天気が良かった。
この日は竹富島の集落だけ見る予定だった。
竹富島の港では集落まで行くバスが待っていた。

バス到着後は集落を見る牛車に乗る人、レンタサイクルを使う人、徒歩で周る人と色々だ。私達は牛車に乗った。 
この集落に住む人は約300人。子供も思ったより多いようだし、住宅も空き家は無いそうだ。
独特の家屋は伝統的家屋重要文化財として護られている。


集落見学後、多くの人はビーチまで行ったようだ。
まだお土産も買っていないし、私は体力が心配で戻ることにした。

島に渡った人たちはそれぞれ行動が違うので各自で港まで戻る。
バスが走っていて時刻表があるのだが、何分のバスに乗るか予約しなければならないのは驚いた。時刻に合わせてバス停に行っても予約が無ければ乗れないと表示がある。電話で予約したが、時間になってもバスは来ない。
バス停にはビーチへ向かう人も待っていて、そのバスが戻ってきて港へ向かうと言われた。

お昼過ぎには石垣港へ着いた。いったんホテルに戻って休んでから出かけてお土産を見て歩いた。
今回の旅行はゆっくりだったとは言え、連日の観光はやはり疲れた。
それでも楽しい旅行だった。


実は旅行前日に息子がドローンスクールに行くために我が家に宿泊した。
せっかく息子が来るのに留守にするのは残念だったけど、それでも旅行中の我が家を心配しないで済んだのは良かった。


PCの調子が悪いので、この記事はスマホで入力した。
時間はかかるし、画像の挿入も面倒だし、やっぱりPCにはかなわない。


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離島めぐり

2024-04-28 | 趣味の時間
旅行中の天気は曇り。
そのせいか海の色はキレイではなかった。それでもピカピカの天気より良かったと思うのは晴天下では疲れが違っただろうと思うから。
一応サングラスと帽子は持って行ったもののサングラスは使うことは無かったし、帽子を使ったのも一日だけだった。湿度はあったものの上着を羽織っても汗ばむと言うことは無かった。
石垣には3泊したが夜中に雷雨があっても日中の観光に支障はなく、ラッキーだったと思う。

旅行初日は那覇泊。
翌日午後、石垣島に着いた。予約していたレンタカーを借りて、島内ドライブに出かけた。
やいま村を見学して川平湾ヘ。
グラスボートに乗ったあと、玉取崎展望台まで行って車を返却。予定通り行動出来た。

三日目は西表島に。
レンタカー事務所で貸出し手続きの際に、見処を聞いて見たら「見処ってあまり無い」という。
定番通り水牛車で由布島へ渡り、少し歩いた。
                                               
帰りの水牛車を待っていると対岸にはツアー客が大勢見えた。私たちはちょうど良い時間に見学を終えたのだ。
そのあと私たちが向かったのは星砂の浜。
    
景観は良かったが、小雨模様で人はいなかった。そもそもツアー客はここまでは来ないのかもしれない。
この先は行っても何も無い。
そもそも道路はこれしかないので、カーナビが無くても迷いようが無いとレンタカー会社の人は言っていた。あとは来た道を戻るだけだ。

四日目は竹富島へ行く。
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PCその後

2024-04-15 | 趣味の時間
もしかしたら起動しないかもと思っていたパソコンだけど、起動はした。
先ずはエクセルで管理している家計簿をUSBに保存した。
写真も保存していない分をUSBにと思ったが、途中で突然ロックしていますと表示が出てシャットダウンしてしまった!

再度電源を入れても同じ状態で、起動して少し時間が経つとロックしていますと表示される。
ケーブルを繋いで充電していたが、充電はゼロのままで、これは表示機能がおかしくなったのか、バッテリーがおかしくなったのか。
初めは点いていた電源ボタンも点かなくなってしまった。
それでも動いてはくれるので写真の保存を終わらせたい。
とりあえず旅行へ行くまでこの状態で使って、帰ってきたら考えるつもりだ。

まさかの出費になるかも・・・
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ショック

2024-04-11 | 趣味の時間
さっき、コーヒーを飲みながらパソコンを使っていて、手がカップに引っかかってコーヒーをパソコンにこぼしてしまった。
その辺りを拭いて、パソコンも拭いて、開いたまま伏せて置いているが、壊れたかもしれない。
かなりショックだ😰 
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