やるべき事は一つずつ片付けていかなければ・・・そう思って一ヶ月近くかけて施設の見学を終えました。
まずは入所中の施設と同系列のグループホームの見学に行ってきました
3階に上がって、キーロックの付いた扉の向こうは広い食堂になっています。家庭で言えばLD。
職員さんが食事の準備をしていました
その食堂を中心に個室が配置されています。ベッドは備品ですが、布団や毛布、衣類の整理棚は自前。TVも必要なら自分で持って行かなければなりません。
今まで自宅で使っていたものを身の回りに、という事のようです。
施設内は清潔に保たれているようだし、職員さんは親切
雰囲気も悪くはありません。
ただ、ケアマネさんが言っていたように費用が大きい。
それと駐車場が狭い。せっかく行って駐車できないって事になると困ります
近くに駐車できそうな場所もありません。
今の施設が近いので(車で5~6分)それから比べるとずいぶん遠くなります。
と言っても20~25分くらいですが。
2箇所目は我が家から近い特養。
ここは多床室が多いので病院みたいな感じでした
何室か個室もあって、そちらを希望することも出来そうでしたが全体の雰囲気が病院みたいなので、現在の父にはどうかな
と思いました。
近くに系列のグループホームがあるというので、そちらも見学させてもらう事にしました。
グループホームの扱いは在宅になるんだって事を、この特養の相談員の方に聞いて始めて知りました。
なるほど
介護と食事付のマンションと考えれば部屋代、食事代、管理費と費用が高くなるのも頷けます。
ここは距離的には近いけれど、グループホームを選択するならやはり同系列の方にしたい。
この時点では同系列のグループホームが良いかなと思いました。
歯医者さんに通うことになって少し間が空きましたが、もう一ヶ所隣の市にある特養を見学したのが水曜日です。
気持ちの中では
あのグループホームで決まりかなと思っていましたが、案内書を用意してもらった手前、参考までにという軽い気持ちでの見学でした。
結果からいうと
この特養へ申し込もう という気になりました。
相談員さんの人柄が決め手になりました。
どこの相談員さんも親切だったのですが、ここの相談員さんが一番こちらの事情を汲み取ってくれたように思えたのです。
施設がユニット型個室であることもこちらの条件に合っています。
長年掛かっている病院から離れなければならないデメリットはありますが、どのみち現制度では最期までその病院にかかれない可能性は高い。
その特養の相談員の方との話から、特養も看取りの場所ではないのだと再認識させられました。
そうですよね。継続的に治療の必要な人は特養には居られないという事は分かっていたのですが、はっきりと説明されて
ああ、老後は辛いなっていう思いが湧き上がってきました
特養に入所して入院が必要になった場合は提携病院への入院になりますが、退院して施設での生活が可能な場合は部屋は開けておいてくれるそうです。
けれど、
施設での生活は無理となったときは退所しなければなりません。
かといって、いま病院で長期入院は難しい
その先は療養型病院へ、となるそうです。でも国では療養型病床は削減の方針。
健康じゃない年よりは早く死ねってことなんでしょうか。
そうやって転々としなければならないのなら
最初から療養型病院へと言う家族もいるようです。
今日ケアマネさんとお話して、その特養と最初のグループホームの2ヶ所に申し込みする事にしました。
ケアマネさんは
今後、もっと体が不自由になったときの事を考えると特養の方が良いかも知れませんと言っていましたが、入所通知が来たときに父の状態が変わっている可能性もあるので今は決めた施設に申し込みするだけ。後はまたその時に考えようと思っています。