6月初旬、私たちは旅行に行く予定だった。
神戸から那覇・石垣島を巡り台湾への船旅を楽しむ積りだったのだが、まさかの体調不良。
それでも総合病院の検査結果を待ってキャンセルするかどうか決めようと思っていた。
検査結果はすぐ出ると思っていたのだが、連休もあり5月中頃になると聞いてこれはキャンセルするしかないかなと思った。
回復するかどうか賭けてみようかとも思ったが、体力も落ちている。一ヶ月以上体の中で戦いが行われたのだから、回復するには二ヶ月くらいかかるかもしれない。連休明けではキャンセル料は75パーセントにもなる。連休前に連絡を入れれば50パーセントで済む。
50パーセントでもかなりの金額になるが、5月2日、検査から帰宅して旅行会社にキャンセルの連絡を入れたのだった。
でも5月18日に聞いた血液検査の結果では、まだ高い炎症反応が出ていた。やはりキャンセルしたのは正解だったのだ。
予約した時はもちろんキャンセルするなんて考えもしない。クルーズにかかるキャンセル料が一般の旅行と比べてこんなに高いとは思わなかった。
クルーズは社交的ではない私たちには向いていないと思い断念したのだったが、送られてきたパンフレットを見てやっぱり一度は体験してみようと申し込んだのだが・・・
ところで、私たちが旅行のキャンセル料を払ったのは多分2回目。
15,6年前末娘のところにいた義母が危ない状態になった。旅行の予約をしていた私たちに義姉は行っても良いと言ってくれたけれど、やっぱり行くわけにはいかない。
行く先は会津。
その時にキャンセルして、以来会津に行く機会には恵まれない。
クルーズは無理かもしれないけれど、一度は行きたい石垣島。
再びのチャンスは訪れるだろうか。