息子のところの孫は2歳4ヶ月。よくお喋りして会話もできる。
私の携帯の待ち受けになっているのは横浜の孫の画像なのだが、2月に娘家族と一緒に食事してから、テーブルに置いてある私の携帯を取ろうと手を伸ばしながら「U(横浜の孫の名前)見る~」と言うようになった。
一度PCで画像を見せたら、今度はPCのところに行って「UとH(自分の名前)見る~」と言う。
孫、Hが我が家に来るのは月に1回か2回なのに、すごい記憶力だ。
5月23日(木)の朝、息子から電話があった。
お嫁ちゃんが39度の高熱を出して夜病院へ行った。インフルエンザではなく風邪らしいのだが、孫を預かってくれないかと言う。
お嫁ちゃんからの準備が出来たという連絡を受けて、9時30分頃に迎えにいき我が家に連れてくる。
息子が仕事が終わってから迎えに来るのは20時か21時ころ。それまでの10時間以上を孫と過ごす事になった。
初めは3~4日の事と考えていた。
確かに3~4日でお嫁ちゃんの熱は下がったのだが、どうにも調子が悪いようで5日目に再び病院へ行ったところ、喉や声帯にまで炎症があり声を出さないようにと言われたそう。
子供がいて声を出さない訳にはいかない。なので私は6月に入っても食事はもちろん、入浴も孫といっしょ
おもちゃのちゃちゃちゃがお気に入りなのでYouTubeで見せたら、いつまでもPCの前から動かない。
ちょっと目を離すと自分でPCのスイッチを入れ、マウスを動かす。
あまり長時間PCを見せるわけにはいかないので、公園に行って遊ばせる。 日盛りの時間なのでしみが増えるのじゃないかと心配だけれど
家の中ではサイドボードの扉を開け、階段を上り、欲しいものに手が届かなかったり、やりたい事があったりすると「おば~ちゃ~ん」と呼ぶ。
ある日、夕食の支度が終わりテーブルを片付けていると気が付いた。テーブルの上に発泡酒が置いてある。夕食時にいつも夫が冷蔵庫から出してくるのだが(飲むのは私)買い置きしてある箱を見つけて取り出し、テーブルに置いたらしい。
2週間が経ってお嫁ちゃんの体調が良くなり、孫を連れに行く事は無くなった。
家の中は寂しいくらい静かになった。
お嫁ちゃんの体調が悪いのは心配だったけれど、思いがけずに貰った孫との時間。
疲れたけれど16時過ぎると夫が帰宅するのでとても助かった。そして、遊びに来る数時間では見られない、味わうことのできない行動に触れる事が出来た。
おばあちゃんを楽しんだ時間は最高の思い出になった。