義父が亡くなったのは1997年9月26日。92歳の旅立ちであった。
あれから16年。祥月命日の9月26日に長男宅で十七回忌の法要が営まれた。
次女と四女は連れ合いを亡くしている。四女は8月に夫を亡くしたばかりだ。次女も四女も息子と来た。長女も娘と一緒だった。90歳になる長女の連れ合いは、もう出てくるのは大変なようだ。
三女、五女、そして次男(我が家)は夫婦で参列。長男宅の娘も加えて総勢16名での法要となった。
お寿司での会食も終わった頃、長男が「みんなに相談がある」と切り出した。
夫家のお墓は田舎の山の上、夫実家のすぐ近くにあった。私たちが結婚して間もなく義父と、長男、次男(夫)で墓石を建立しなおした。
その後、菩提寺とのお付き合いからだろう。納骨堂を購入、先祖の遺骨を分骨して納めた。
義母が亡くなって、お墓を継承したのを機会に長男は改葬を決め、墓石も新しくして現在に至る。
長男の相談とは納骨堂を閉めたいということだった。
長男の近くに座っていた夫が賛意を示しているのは聞こえたが、姉妹は自分たちの話に夢中で長男の言う事が耳に入らない様子。
長男としては一応相談したのだし、次男は賛成したのだから閉める方向で進めるのだろうと思う。