25日、夫と共にお通夜に行ってきた。
その夜のお通夜は3組あって、駐車場は満杯。斎場建物の壁際に縦列駐車するようであった。警備員さんが「なるべく早く出るように協力して下さい」と言ったけれど、式が終わらなければどうしようもない。
駐車場に入る車の列が長く、時間がかかったので式場に入ったのはお通夜が始まる10分前。後方の椅子に座っていると、義妹のお姉さんが私たちに気がついて前方へいざなってくれた。
弟と義妹が近寄ってきた。
私の顔を見て、義妹は泣きだした。
「お兄さんはお悪かったの」と聞くと、泣きながら「突然だったの。おかあさんと同じ」と言う。大切な人を突然に亡くすという同じ経験をした私に、感情を抑えきれなかったのだろうか。
義妹のお兄さんが亡くなったのは23日早朝だったという。
前日まで元気で畑の雪割などこなし、所属している消防団の人たちとの会合にも出たそうだ。
翌朝、なかなか起きてこない息子に声をかけようとしたお母さんが倒れている息子を発見したという。
義妹のお父さんが認知症で入院中というのも、その時に聞いた。
一緒に暮らしていた息子が亡くなって、お母さんはひとり家に残された訳だ。これからお母さんを支えていくのは義妹と、そのお姉さんになる。
喪主を務めた、故人の長男は仙台に住んでいるというから、色々な始末もこちらに住んでいる義妹とそのお姉さんがやらなければならないだろう。
畑の方も今年の植え付けの準備もしてあると言うから、その事も考えなければならず大変な事だな、と思う。