仏心

風が強いです5月は気温の低い日が多く、風も強く、これも温暖化の影響かと思ったりします

5月は母の改葬のために忙しく日を送りました。
私がしたいと思ったことなので、無事に終わったことで本当に安心しました。

法事にお願いしているお寺さまは葬儀の時に斎場からのご紹介で縁を結びました。
お若いけれど本当に徳を感じさせるお人柄で、○○霊園に常駐しているお坊様にお経を頂いても全く感じるものが違ったのです。
ですから魂抜きの時にも○○霊園のお坊様ではなく、葬儀で縁を結んだお寺様にお願いしたいと強く思いました。

仏事は弟、と言っていたのですが改葬の件は私がしたかった事なのでお寺さまとの連絡は私がしました。
魂抜きの時の立会いは私一人でした。
寺務所にご挨拶をして納骨堂のほうへ。

ここは勝手に入ってもよろしいのですかとお寺さまに聞かれ、「最初に来た時はこちらにお出でのお坊様に読経をお願いしたのですが、次からは勝手に入ってお参りしてかまいませんと言われたので月命日に来た時は勝手にお参りして帰ります」とお話しました。

魂抜きが終わった後、お寺様とお話しする時間がありました。

「斎場からのご紹介でしたがご縁があってお参りさせていただくようになってお母さんの事は気にかけていたのですが、落ち着く場所を得たと言う事で安心しました。
先ほどのお姉さんのお話を聞いて毎月お参りに来てもらえるお母さんは幸せだなと思ったのですよ。
仏に仕える身として、お参りに来る人が誰もいなくなったお墓を見ることほど辛いものはありません。
ただ弟さんとお姉さんの思いは随分違うように思われます。
3回忌のご連絡も頂きましたが、ただ法事を行えばよいというのは違います。
弟さんにも早く仏心が芽生えてくるようにと思っています」

お話しする機会を頂けた事、のようなお言葉を頂けたのは嬉しいことでした。

仏心というほどのものは私にもありません。
けれど心
と考えてみれば、なるほど弟には心というものが欠けているのか


期待しないと思いながら、それでも私の心の中には親への思いを見せて欲しいという気持ちがあったのでしょう。
俺が父さんの事を心配していないって言うのかと啖呵を切った弟ですから、親への気持ちはやっぱりあるのだと、どこかで期待していたのでしょうね。

だから父への思いを見せない弟に腹立たしい思いを抱いたのでしょう。



今回の改葬によって私が得たものは大きなものであるのかもしれません。

お参りに行って

昨日の明け方、夢を見ました
夢の中で私が母の事を思っているのです。

その日は午後から用事があったのでどうしようかなって思ったのですが、母のお参りに出かけました
納骨の日から5日。用意していったお花を取り替えゆったりした気持ちでお参りしました。

いままでの○○霊園では納骨壇から遺骨を出してお参りする形だったので、その日によっては先にお参りに見えた方のまだ新しいお花が花たてに挿してあったりで、捨てるにはしのびなくて私が持参した花をそこに足すという事もあったのですが、これからはそんな心配はありません。

○○霊園の墓所自体は緑の中ですが納骨堂は雰囲気が暗い感じでした。でも昨日、改葬を終えての初めてお参りは天窓から陽が差し込む明るい日でした

アルジェンティーナ

母の日に息子から届いたユリの花。アルジェンティーナです。
きのう花開きました

今まで母の日に貰ったのはランの花で、葉だけになったのが3鉢もあります
もう花はつけないと思うのですが

ユリは花を楽しんだあと地植にできそうです。

納骨式

24日、午後から納骨・墓石開眼を執り行いました。

お寺さんとの約束は13時30分ですが、遅くとも13時には現地に行っていたい。
食べるのは早い父ですが、昼食が終わるのは12時20分頃。それから着替えさせて12時35分には出発したい。予定通りに進めば13時前に着けるかな

供物は昨日のうちに準備しましたが、お花は当日の朝買いに行きました
早めに昼食を済ませ身支度を整え父のところへ行ったらちょうどお昼を食べ終わったところ
13時15分前には現地到着できました

お花とお供物を準備し終わったところに弟夫婦が来ました。
有難うございます。私のわがままで時間を取らせてすみません　と言葉をかけました。
余計なことは言わない。他人と接するように対応しようと思っていましたから。

義妹が「私もお義母さんに上げたいと思って」とお花と果物を用意してきました。
その準備をしている間に弟と事務的な話をしました。

弟が来たのならお寺さんへのお布施は弟から渡すべきもの。
今回の費用をメモしていったのでそれを渡しお花と供物、お寺さんへの志として用意したお菓子折りの費用は私が出したから　と言い　これはあなたが渡してお布施とお菓子折りを弟に渡しました。弟は「うん」と言って受け取っただけ。


準備が整ったところにお寺さんが見えて義妹が走るようにお寺さんを迎えに外へ行ったので、お迎えに出ようと思った私は入り口でお待ちすることに

本来は弟夫婦がすべき事なので、表に立つのは構わないのですが・・・
実際にここまでやった私としては、やはり思いは乱れます。



30分ほどで納骨式は終わりました。
父を連れ帰ったのは14時20分でしたから2時間の外出でしたが、久々の外出にとても疲れたようでした。


私もどうしてこんなに疲れるのって思うほどに疲れましたが、それでも無事に終わってホッとしました

保険の受取手続き

先週、金曜日は朝から疲れて掃除を済ませて横になっていました
金曜日は父のところへ行く日なのですが今日は行くのは止めようかなって思ったくらい。
でも実家の様子を見に行かなければならないし、外に出るならやっぱり行かなきゃ。そう思って午後から出かけてきましたが、クタクタに疲れました。

忙しい時に限って他の用事も重なるのは何故なんでしょうね
13日に魂抜きをしたのでそのための準備が少しあったのですが、そんな時に限ってしなければならない事があって
以前からやりたいと思っていた着物地の染めもこの週に予定が入り、さらに父の用事で銀行へ行かなきゃならない。父の生存保険が出るのでその手続きも近いうちにやらなきゃ。
父の関係の事務的な用事を済ませるためには、貸金庫を開けて必要書類を出さなければならないので一手間余計にかかります
ちょっとの手間なのですが忙しい時はその手間が重い


それでも一つずつ終わらせていかなければなりません。
今日は貸金庫を開けて保険の証書を出してきました。ついでに生存保険金の受取手続きも済ませてしまおうとゆうちょ銀行へ
保険証書に印鑑、父の郵便通帳、私の身分証明書、私の印鑑。
保険金は父の通帳に入金になるように手続きするつもりで出かけました。
けれど委任状が必要って言われました
午前中に父のところへ行って来たのに



現金で受け取るなら委任状が必要だって分かるのですが、本人の口座に入金してもらうのに

まだ父は文字を書くことは出来ますから、私がここに名前を書いて、ここに住所ねって具合に指示して書いてもらうことは出来ます

だけど面倒だって手続きしなければどうなるのでしょう。
お金が欲しくない人はいないから、手続きせずに済ませるなんてのは想定外？

放っておいてみようかな

改葬を前に

13日に魂抜きをした後、改葬先の墓石型納骨堂へ行ってきました。
納骨の日まで遺骨を預かった頂くことになっていたのですが、墓石が完成したと言う連絡を受けていたのでそれを見に行きたかった事もあり、ちょうど良かったのです。
「憩」の文字の横には母の好きだった藤の花を彫り、下の水鉢には牡丹の花を入れてみました。
色は難しくて、なかなか思ったような色は出ないのですが落ち着いた感じの仕上がりになったと思います。

スタッフの方の評判も良く、まだ色を入れた墓石が数少ないので今後の建墓の参考になりそうですって。

あまりにもお気楽

本当にユーウツ
今日は何もする気が起きません。それでも父のところへ出かけ、明日の母の魂抜きのために供物を買ってきました。
気持ちがイラついて今日の運転はちょっと乱暴だったような気が

苛立ちの原因は昨晩の夫との会話。
この春から夫が仲間入りしたゴルフ会はどこぞの社長さんや大企業の社員などで構成されていて、一介のサラリーマンである夫が仲間入りするには無理があるのは初めから分かっていた事です。
夫がそこに入りたいと思ったきっかけは、今までの仲間のうち一人がゴルフから足が遠のいた事。
決まった3人に誰かを誘うという形で月に2回くらいＣゴルフ場に行っていたのですが、Ｃゴルフ場の古くからの会員であるその人が行かなくなったことによってＣゴルフ場へのお誘いは無くなったのです。
それをカバーするために仲間の一人が世話役になっているその会への参加を決めたよう。
毎月コンペをするので、会場になるＳゴルフ場の会員券を買ってまでメンバーとなりました。
毎月のプレー代のほかに年会費を納めるようですが、そのほかに打点によってペナルティがあるよう
点数が良くても、悪くても罰金を払わなくてはならないそうで、一回のコンペで使う金額はその時の成績にもよりますが2万以上になるそうです。
その罰金はプールして納会の時に使うと言うのです。

昨日2回目のコンペに行った夫はかなりの罰金を払ったよう。
さすがに自分には分不相応な会だと悟ったようですが、自分から仲間に入りたいと言った手前このシーズンは止めるわけにはいかない
俺は貰った小遣いを貯めようと思ってないから言いながら私の援助を求めるふう

自分の小遣いで出来るんなら良いんじゃないのって思っているし夫がキリギリスなのは分かっているけれど、言葉にされるとあまりにもお気楽でとっても腹立たしい

初めてのオークション

今日はとても寒いです。峠は雪になりそうで夏タイヤでは危険と今朝のラジオで言っていました
一度しまった少し厚めのジャケットを引っ張り出して、中にはカーディガンまで着込んで出かけましたが、それでもちょうど良いくらい。



母が残した和服を着たいと思って、着付け教室に行きはじめてから1年ちょっとになります
手持ちのもので充分新しく買い求めることは無いと思っていました。
それなのに練習用に帯揚げが1枚欲しいなぁと思うようになって・・・

先日、初めてオークションに挑戦してみました。
新品の帯揚げでこの金額なら安いと思ったので、相手の希望価格で入札して落札になりました。
支払い方法はゆうちょ銀行からの送金

万が一届かなくても諦められる値段でしたが送金して3日後には品物が届きました

ネットで本を購入したことはあります
ホテルの予約や旅行の申し込みもします

でも商品は実際に見て買いたいと思っているので、オークションで買うなんて考えたことはありませんでした。
けれど帯揚げのような小物でも結構な金額がします。
オークションを覗いてみると商店で買うよりはかなり安いものがある
練習用の安いのが欲しかったのでオークションに挑戦してみることにしたのでしたが、思ったよりも良い商品を安い値段で手に入れることが出来て満足です

エピデミック

昨日は26度になったそうで、今日はそれよりは2度くらい低いという予報です。が、昨日は今日は
今日のほうが暖かく感じます。昨日は長袖のブラウスでしたが今日は半袖のサマーセーターで過ごしています


書評を読んで面白そうだなって思っていた「エピデミック」川端　裕人著　この著者の作品を読むのは初めてです。
読み出してすぐに私の好きな題材だって思いました。
篠田　節子の「夏の災厄」や川田　弥一郎の「白い狂気の島」マイクル・クライトンの「プレイ（獲物）」など、私は勝手に医学パニックものと名付けていますが、どれも面白く読めた作品でした。

けれど「エピデミック」は集中して読むことが出来ませんでした。作品の中に入り込むことが出来ないのです
病原を確認していく過程が、いま少し物足りない。
色々な可能性を探していくなかで、物語の中ほどに出てくる新興宗教集団が住むらしき建物、そこに生活する謎の少年の挿話はなぜ必要なのか分かりませんでした。
バイオハザードの可能性を示唆するものとしてのエピソードなのかもしれませんが、それにしては書き足りない。
登場人物もいまひとつ魅力に欠けたし
ちょっと欲張りすぎて詰め込みすぎたために深みに欠けてしまったのかな、と思わせた作品でした。