先日、友人のお見舞いに出かけました。
彼女と知り合ったのは2年前ですが、この2年の間に入院したのは4回目
2年の間に彼女は様々な経験をしました。
彼女は長男のお嫁さん。
ご主人のご両親はスープの冷めない距離に住んでいて、時々ご機嫌伺いに行くという関係だったようです。
昨年の事、春に入院した彼女が退院して体調も少し良くなったのでご主人と旅行に行ったのですが
帰宅してみると、お義母さんが玄関先で倒れたのを近所の方が見つけ、救急車で運ばれ入院したという連絡が
お義母さんが入院となると、お義父さんの日常も心配しなければなりません。
お義父さんの世話で夫実家に通い始めてびっくり
お義父さんは
かなり認知症が進んでいる
お義父さんが腰痛を訴えるので診察に連れて行ったところ入院させては貰えたけれど・・・
認知症のお義父さんは今した事も覚えていない。
動けない事も忘れてトイレに行きたがる。その度に説明するのにも疲れ果てたそうです。
病院は長く入院させてもらえないので、次の行き先を探さなければなりません。
彼女の家に近い病院で引き受けてくれる事になり転院したのは3週間後。
転院したという話を聞いて10日ほど経ったころ、新聞の訃報欄にお義父さんではないかと思われる名前が
ご実家の正確な住所は知らないけれど
多分その辺り
年齢は
間違いない だって、私の父と生年月日が一緒なのだから。
ご葬儀に出かけたところ、やっぱりお義父さんでした。
誤嚥性肺炎を起こして亡くなられたようでした。
それから暫くして、お義母さんは半身マヒのまま療養病床に転院しました。
脳梗塞で右半身が動かず、車いす状態のお義母さんに自宅での生活はもう望めそうにない
悪いことばかりではなく、息子さんのところに女の子が誕生したという嬉しい事もありました。彼女にとっては初孫で、息子さんに頼まれて道北の地まで産後のお手伝いにも行ったのです
暮れには末の息子さんの結婚が決まって春には入籍。今年の夏の挙式を待っていました
6月に彼女とお茶した時には結婚写真の前撮りも済ませ、あとは7月の挙式を待つばかり
私の方も7月に娘の出産を控え、暫く会えないまま9月になり
9月末になって
来月、会いましょうとメールしたところ、
いま入院中ですと返信が
彼女の闘病は、私たちが親交を深める以前からの事でした。
原発は胃。その後異常なく生活していたのですが2年前、ちょうど知り合った頃に乳がんが発見されて
その時は手術はせずに済んだのですが、翌年春に再入院、手術を受けました。(この後、旅行に行き↑の出来事に)
翌年、今度は腸の具合が悪いと思い受診したのですが、即入院となりました。入院に必要なものを取りに自宅へ戻ることも出来なかったようです
手術を終え、もう少し日常の生活は続けられるという希望は持っていたのだと思いますが、それから半年も経たず今回の入院となってしまいました。
いつか、そう遠くない日にこんな日が来るとは思っていましたが、こんなに早くその日を迎える事になるなんて。
お見舞いに行き、その衰弱を目の当たりにして言葉もありませんでした。
家に帰っても、もう何もできなくなっちゃったと言う彼女に、かけるべき言葉も見つからない・・・
何も力になれないのが無念でなりません。