寒さも少し緩んだ昨日、M嬢からランチのお誘いがあった
M嬢は介護の仕事をしながら趣味も友人との付き合いも大切にし、口癖は「今日も楽しい事を探しに行こう!」という、とても活動的な人。
昨年10月に彼女の、お姉さんの連れ合いが亡くなった。
お姉さん夫婦には子供がいないため、諸々の手続きや生活の気配りも彼女が手助けしているので忙しいとは聞いていた。
その忙しさの中で私とランチしたいとの誘いは嬉しく、3時間ほど食事と会話を楽しんできた。
子供がいないお姉さん夫婦。
お義兄さんが亡くなって、その兄弟が相続の手続きをすると言い出した。
遺言書は無かったので兄弟にも相続権はある。
世事に疎いお姉さんは夫の兄弟の言うがまま。夫の通帳だけでなく自分名義の通帳まで見せた。
財産を確認した夫の兄弟に遠方からの交通費とかお墓の費用とか言われ、お姉さんは自分の口座から結構な金額を払い出して渡したらしい
その話を聞いた彼女はお姉さんと法律相談に何回か足を運び、結局弁護士を頼むことにした。
いま、一人暮らしとなったお姉さんは毎日彼女の家に来ているという。夕方に来て彼女の夫と3人で食事をし、泊まって明け方に自宅に帰る生活だ。
日常の家事能力に欠ける(と彼女は言う)お姉さんに、施設入所も視野に入れて介護認定の申請を出したという話だった。