うさぎくん

小鳥の話、読書、カメラ、音楽、まち歩きなどが中心のブログです。

歳月

2019年01月23日 | 日記・エッセイ・コラム

夜、帰宅後、旧宅と実家を往復していた日々、あれから2年が経過しているということが、なんとも実感としてピンときません。

まるで昨日のことのよう。慣用句としてよく使うけど、本当に、本当にそんな感じがします。百歩譲っても、去年のことかと思う。

突然始まった、それまでと全く違う生活。

戸惑い。立ち止まることの許されない、暫定的な毎日。

凍てつく空気。白く冷えた朝と、夢の中のような闇夜。

夜中に聞いたラジオ深夜便。街道を走るトラックの群れ。

 

そんなものが急に懐かしくなり、つい車を走らせてしまうのでした。。

まあ、自分の中では昨日のように思っても、もちろん2年の歳月は街にも自分にも、自分の周りの人たちにも等しく降り注いでいるのでした。

なによりも、自分がもう違う。同じようなんだけど違う。

2年前は実家にいたので、家族との相対的な関係が自分の位置づけを変えていた。そう、あのときは一人になる時間が欲しかったのだけど、今はごく普通に一人であり、かつ、家を守る立場にある。

 

それに、昔の街には行けるけどそこまで。自分の家には行けない。

車は、時空を超えて走るわけではないのです。

・・すごい密度だね、今見ると。。

 

帰りに、昔よく使っていたスーパーに寄ったけど、これは思ったより良かった。

しょっちゅう買っていたものを置いてあるコーナーを見つけたりして、懐かしかった。スーパーというか、本屋でもなんでもそうだけど、売り場の空間認識というのは不思議と頭に残るものですね。。

それから、さいきんはちょっときつく感じられて日常聞くことのない、キャロル・キングのCDとかを流しながら運転すると、ものすごく胸がきゅっとなります。

かつてなく先の見えなくなっている今、一晩ぐらいこんなことをしたって、いいですよね。。

 

コメント
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