SNSやブログなど、いつもネット上で拝見している方々が次々と「確定申告終了」などと書かれているのを見ては、やべえ・と焦っておりましたが、ようやくこちらも終えました。
いちおうマイナンバーカードも取得したので、スマホを使ったe-tax手続きになりました。本当はPCでやりたかったのですが、連携の方法がよくわからなくなり、だんだんめんどくさくなってスマホで一気にやってしまった。
従来はPCに渦年度のデータが残っていたので、それをベースに作業していたのですが、その連携は切れてしまった。いまのプリンタはスマホ印刷もできるので(不用意に印刷かけたらL版写真用紙に印刷しやがった)、控えは一応印刷はできたけど。
パソコンが新しくなって、一部のブックマークが引き継がれていなくて(というか、今はブラウザも違う)、まず支払調書を出すところから躓いた。今は紙でくれるんじゃなくてウェブからDLするんですよね。。仕方ないから前のPC(win 8.1)を久しぶりに立ち上げてブックマーク確認したり。。
その支払調書をスマホで写真撮ると、OCRが働いて所得額やら控除額が取り込まれるんです。今回とは違う作業ですが、年末調整の時もそうでした。保険料控除証明とかの写真を撮るのです。
年調は修正不要でしたが、今回は一部の数字を読み間違えていたので、自分で直しました。
などなど。
なんだか信用できないUIだなあ、と思いながら、ずっと作業してました。
だいたいうちの場合、これやって税金返ってくるんじゃなくて、余計払わないといけないもんですから、機嫌が悪いんです。。。
年を取ると情弱になる、という話には、ちょっと思うところがあります。
世の中の色々な手続きは昔からずっと同じで、今になって急に変わってきてる、わけではなく、時代と共に少しずつ形を変えているわけです。
電車に乗るとき、昔は出札口で駅員に行先を告げて切符を買いましたが、やがて自動販売機ができて、改札口で鋏を入れてもらっていたのが、入鋏省略になって、自動改札になり、切符に磁気情報が入りだし、今度はプリペイドカードができて、それが改札に直接入れる形に変わり、ICカード化されてオートチャージまできるようになり、ついにカードではなくスマホアプリやら、スマートウォッチでもできるようになる。
何かの都合でしばらく日本を離れていたり、電車に乗らない生活を長年していたら、こんな変化についていけません。若い人は今しか知らないし、今ICカードからアプリに変わったのが新しいと思っているだけなので、情報のレイヤーがずっと少ない。だから迷う必要がないだけです。
大人は切符の買い方なんて一度わかったら、それ以上関心なんて持っていない。ほかに考えること、知らなきゃいけないこと、たくさんあるから。週明け米の銀行破綻がどう経済に影響するかとか、トリチウムの風評被害のこととか、ナッシュ均衡ってどんな理論だったけとか、いろいろある。
だいたい、世の中であれこれやり方をいじくりまわして、それで世の中が便利で効率的になったかどうか、どんな変更もそれによって前より改善されているのか、はなはだ怪しいと思っています。たぶん何かを変えると、変えた人の勤務評定が上がるとか、変更を請け負った会社が儲かるとか、DXしてますよ、と役所がエクスキューズできるとか、そのくらいの利点しかないものも多いんじゃないでしょうか。
もっとも、計画的陳腐化というのは資本主義の本質なので、こんなふうに中途半端に吠えてもしょうがないんですけどね。ファッションやら車のデザイン、コンピュータのOSに至るまで、みんなそうです。変わることによるメリットの方が、デメリットを上回ると考えられているのです。旧いものは物理的には使えても、どんどん捨てないといけなくなる。
さすていなぶるじゃないですよね。い~えすじぃのお好きなみなさん、なんか言ったらどうですか?