うさぎくん

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回復

2016年10月23日 | 日記・エッセイ・コラム

ここ数週間、仕事をしながら受けたダメージは次第に体に染みついていき、抜きがたいものとなりつつあった。

年取って鈍くもなったし図々しくもなった代わりに、多少厳しくても何とか乗り切れる、という自信を身に着けつつあったのだが、その自信も揺らぎつつあり。。

しかし、人は回復するものだ。

会合で古い友達と会い、話をしているうちに、昨日までのことがすぽっと取れて、元気回復。

いやあ、この会合がなかったら、今頃まだうつうつしていたかも。。

雑談の時に、お互いに色々あって、突発性難聴になったりとか、ちょっとメンタルきそうになったりとか。そんな話をするだけなんですけどね。

まあ、会合でまたやるべきことも出てきたし。

仕事のほうも、これで回復に向かうとよいのだが。。

ここでは触れなかったが、アルは先週換羽疲れで、少し弱っている様子だった。

いつもの彼らしくないので心配し、何度かお医者さんに電話で相談した。

季節の変わり目で、体調を崩す子も多いことだろう。

ペットヒーターをつけ、カバーもかけて保温するようにした。昨年まではペットーヒーター一つだったが、今年から大きなケージ二つになったので、土曜日にもう一つ買い、併せてビニールのカバーも買った(ココちゃん用)。

アルのケージの方は自作で、ヒーターを外掛けでき、四隅を適当に開けて温度調整できるのだが、ビニールカバーはそういう調整ができない。この季節だと、ちょっとあったかくなりすぎるようだ。

同じようなカバーをも一つ作るか。。

 

金曜ごろからアルも、回復してきているようだ。

少しダイエットを緩和して、週半ばに増えていた体重は、再び40g程度に。

ココちゃんも一足先に換羽したが、まあ元気そう。

先週買い物に出た際、ついでに買ってきた中古CD。

お目当て(ショルティのオペラ「カルメン」)はなくて、それではということでピアノのコーナーを眺めていた。

ベートーヴェンのピアノソナタ、正直ここのところあまり聞いていないな。

聞くときはほとんどバックハウスの全集で、あとはブレンデルの新録音を、発売の度に少しずつ買ってきた(もう20年ぐらい前の話)のを主に聞いている。途中で買うのを止めたので、残りも集めたいのだが、たとえダブっても、全集を買ったほうが早いだろうな。

ポリーニも全集が完結したそうだが、若いころの録音についてはいろいろいう人もいて、なんとなく聞いてないし、最近の事情は知らなかった。

4番、9-11番の方は、発売時にどこかで見かけて買おうとしたことはある。まだ新譜、出しているんだなあ、なんて思ったほど、今の音楽事情を知らなかったのだけど。

「熱情」を含む、中期から後半のソナタは2003年のリリースらしいが、そのころの事情も知らない。

これ、今ウェブで検索しても絶賛している人が多いですけど、良いですね。熱情。

ジャケットには書いていなかったので、ボーナストラック(ライブ録音の23,34番)が入ってたのは驚いたが、どちらの録音も素晴らしいです。

評論家でもマニアでもないので、これ以上のことは書けないですけど。

ただ、ポリーニみたいな人は、自分の技量が年齢とともに衰えてくると、それを世間に見せたくなくなるのではないかと普通考えたりしますが、彼はその点、今の自分を正直に出しているあたり、すごいですね。

人が円熟していく、というのは、機能的に完璧な演奏を見せるのとはまた別の形で、新たな何かを獲得し、それを人々に伝える力を得る、ということなのでしょうね。

また、これだけピアノを長く続けてきて、なおも意欲的に取り組みつつあるという生き様を見せることで、若い頃「手が回るだけ」などと批判してきた人たちに対し答えているようにも思えます。

人は年老いもするが、円熟もするもののようだ。

というわけで、ポリーニ氏にも元気をもらって、感謝しなければ。

 

 

 

 

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