もともと薬草だったセロリの独特の香り成分には、春先に起こりやすいストレスを軽減する効果が期待できると言われています。
中医学では特に頭の余分な熱をとり、のぼせやイライラにも有効とされています。
栄養学ではキャベツと同じように、ビタミンUも含まれるので、胃の粘膜を修復する手助けもします。
特に栄養価が高い葉は、刻むなどしてぜひ調理して下さい。
カリウムも豊富で、血圧が気になる方にお勧めの野菜です。
一番好きな食べ方に、アンチョビセロリがあります。
筋を取ったセロリを5cm幅に切り、氷の上に置いたら、軽く刻んだアンチョビを散らし、レモン果汁をたっぷり絞ります。
この上に挽きたての胡椒を散らすだけですが、アンチョビの塩気とレモンの酸味、セロリの香りと三位一体になって後を引きます。
冷たいことも美味しさのポイントですよ、よく冷えたスパークリングや白ワインのお供にピッタリです。
現場で手軽に作れるので、春先のピクニックやお花見などにもお勧めです。