新芽のよもぎを見かけるとつい手にとってしまいます。
やわらかいよもぎは風味も優しく、緑茶に加えていただくとふわりと香り、お茶との効能で脳がシャキりとします。
野草は春の息吹、香りが豊かで繊維が豊富。苦味は、虫から身を守るためのアルカノイドに由来する成分で、デトックス効果が高いそうです。
春ならではの滋養がいっぱいのよもぎ餅は格別です。
よもぎはよく洗って汚れを取り除き、硬い部分があれば落とします。
大きめの鍋に湯を沸かしてよもぎと重曹少々を入れて茹で、冷水にとる。
後は水気をしっかり絞ってハンドミキサーにかけるか包丁で細かく刻めば下ごしらえは完了。
もち米と合わせた、つきたての柔らかいよもぎ餅を香ばしく焼く。
お醤油はひと垂らし、苦味のような緑香が口いっぱいに広まって元気がでます。
よもぎには炎症作用や止血作用もあるので、傷や虫さされには葉をもんで貼るとよいそう、お風呂に入れる風習も昔からありますね。
邪気を払い、神経痛や肌荒れにも効果がありお灸にも使用されています。
婦人病にもよいので韓国のよもぎ蒸しなどは有名ですね。
よもぎはアイヌ語でカムイノヤ「神の草」と呼ばれ、さまざまな料理にも使われています。
フランスではエルブロワイヤル「王の草」、中国では「医草」と呼ばれ、薬膳では血をきれいにするとされており、世界中でその効能が認められています。