在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Barolo Cannubi 2

2013-02-28 14:41:53 | Piemonte ピエモンテ
Barolo Cannubi
Barale 2007 e 2004
Burlotto 2008
Camerano 2008


Barale
アルコールが15度にもなるダイナミックなバローロ。たださすがにそこまでだとは思えないし感じない。ボディがありパワフルだが、当然若く、バランスがまだ取れていない。
2004年は非常にきれいに熟成中でバランスが取れてきている。よく熟したフルーツの香りがきれいで、スパイスと共に、きれいに後味となって残り持続する。


Burlotto
試飲する順番が大切なのは分かっているが、つまりどれくらい影響するか分かっていても、なかなか実践できない。このワインの前に軽く明るい感じの、つまりとても好感が持てるバローロを飲んだ。期待したこともあるかと思うが、かなり閉じていて真面目で晩成型、エレガント、タンニンは良いが印象が暗くちょっと期待が裏切られたかと思った。
AISの試飲会はちょっとケチで、飲んだワインをチェックして行くため2度は取れないシステムになっている。しかし人も少なく、サービスしていた人を良く知っていたため、ずいぶんたってもう一度もらったのだが、だいぶ印象が違った。出来るだけ一つ前に飲んだワインを気にするようにはしているが、改めてさらに気をつけないといけないと思った。


Camerano
今回期待したが、ちょっとまあまあだったワイナリーの一つ。でも、たまたまだと思う。確か自然派だったと思うが、還元臭がかなり強かった。そして、バナナの香り。バナナの香りが、嫌いなわけでもないし、悪いわけでもないが、ちょっと強く、そしてアニマルがある。自然派は好きだし良いのだが、若干、味の持続性が短かった。

NY珍道中

2013-02-28 09:59:36 | もろもろ、つれづれ
Viaggio a NY
JALの直行がなくなってひさしく、いつものAlitaliaを選んだとは言え、日本行きのフライトとは様子がちょっと異なる。
まず、満席のフライトに乗ったのは久しぶり。
そして、イタリアに人以外の利用が非常に多い。この時期にイタリア人はアメリカに旅行しないのかと思ったくらい。
さらに、アメリカ人に中に、何だか普通の人が多いこと、つまり、イタリアに観光に来たのではなさそうな人が多いことと(一体何をしに行くんだろう)ユダヤ人がとても多いのに(これまた一体何をしに行くのだろう)驚いた。
ユダヤ人は、小さな帽子のようなものを頭に付けているので、男性はすぐにわかる。女性も顔立ちが違うのでそれとなく、わからないことはない。
しかし、そのユダヤ人の数が、想像よりはるかに多い事が、食事の時間になって良くわかった。
普通の食事の前に、すでにリクエストされているユダヤ人用のミールを配る。
リストを見ながら、その数、手で配布するのでは足りないくらいで、ワゴンで配布している。きっちりの数しかないわけで、リストを広げ、確認しながら配る。
まあ、この数の多い事。びっくり。
そして、この配布が終わって、やっと普通のミールが配布された。
日本とだけ往復しているのでは、また、ヨーロッパ内だけを移動しているのではわからない光景だった。
お手洗いに立った時、Alitaliaのスチュワードと話をしたら、今日は、40人で少ない方だよー、と。多いと70人から80人乗っている時もあるのだそうな。特に、朝、ローマを出発するフライトは乗り継ぎに便利なので利用が多く、午後のフライトはイタリア人や普通の観光客の利用が多くなるそう。なるほど。
そして、JFKに到着。飛行機を降りる段階になって、またちょっとびっくり。まるで、宴会を終えた公園か、ゴミ戦争の戦場の後か、床にゴミがものすごく散らかっているのである。
日本行きのフライトから降りるのとは様相が違う。長いフライトのあと、まあまあゴミが散らかっているとは言え、綺麗なもんだ!日本人で良かった。日本人は、きれい、清潔、きちんとしている。。。と各地で褒められるが、それを誇りを持って納得したのでした。