在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

NY珍道中 Bach

2013-03-16 09:34:07 | もろもろ、つれづれ
コンサートに行く。
NYというとブロードウェイだが、個人的にはバレエが好きである。
しかし、この季節、ABTもNYバレエも出し物は全くなかった。復活祭に近すぎるのだと思う。残念。ぜひぜひ観たかったのに。
やっぱり、ブロードウェイ?
でも、どんなに面白いよ~とは言われても、個人的には絶対に行きたい、という気持ちになれない。。。うーん。。。
ほとんど諦めかもと思う頃NYフィルのバッハを見つけた。
大好きなバッハのMassa in B minor。逆にこれは復活祭に近いと雰囲気が出るかも。

さて、ホールに着く。
思ったより人々の服装はラフで、スカラ座の方がおしゃれと言うか、気取っているような気がする。
ホールも日本の幾つかのホールの方が絶対に大きいと思う。
でも、アメリカらしいシンプルな感じがスッキリしていていい。

しかし、隣に韓国人の女。始まる直前まで携帯をやたらガチャガチャいじってると思ったら、始まった途端、寝た。。。インターバルまでずっと。
席がやや横で、どうしてもそちら側を向くため視界に入ってくる。。。。
ものすごく目障り。寝るなら来るな~と声を大にして言いたかった。

大好きなバッハをNYという知らない場所で聴けてしまう感動。
メゾ・ソプラノも良かったのだが、テノールにちょっと感動。
幸せを感じるNYの夜だったのでした。

NY珍道中 MET

2013-03-16 06:09:49 | もろもろ、つれづれ
NYに着いて、まずはMET。
アッパーイーストに住む友人の家からは幸い歩いてすぐなので、とぼとぼ歩いて行く。

METの印象。
あちらこちらに知った作品がある。おお、これはここにあったんだぁ~。。。
順路がまるでない。
その上、隣の部屋に入ると、出口(入り口でもある)がふたつある場合が多く、どちらに進むか迷う。心の赴くままに進むので、当然迷う。(地図は持っていても) ドガを探してウロウロ、カラヴァッジョを探してウロウロ。。。
インフォがあちらこちらにあるが、さらに係員が随所にいて、聞くとすぐに丁寧に教えてくれる。当たり前だが、これだけ広いのに良く覚えている。アメリカ人ってもう少し大雑把かと思った。唯一、アジア系の係員に尋ねた時だけ、あっち、と簡単な対応だった。。。
そして、何という贅沢な作り。
美術館の一画なのに、まるで教会を再現、王家の谷を再現、展示物に合わせた雰囲気に部屋を造ってしまう、建物のファサードを持ってきて壁にしてしまう、大きなホールに見えるところでも、地図上では翼の部分の建物のホールでしかなかったり、そして、階段の装飾がそれぞれ違う。これは、広くても一度登った階段は覚えられるので結構助かった。
また、王家の谷のところは、友人曰く、パーティーに貸し出しているにだそうな。METでパーティー。考えることが違う。。。