在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

ザザを馬鹿にはしていません コメントをいただいた方に

2016-07-08 20:32:47 | もろもろ、つれづれ
ザザダンスのことを書いたというか、イタリアが負けた〜(涙)ということを書いたのだが、

ザザを馬鹿 にするな

という一言だけのコメントをいただいた。

まず、コメントは反映させないようにしている。
何故かというと、とにかくほとんどが変なコメントばかりで、時差があるため、すぐに消していく、ということができない。

さて、もちろん名前だけでどなたかはわからないが、バカにしてはいないというか、生中継を見ていて一瞬みんなで、おもしろ〜、と思ったことが、瞬時に取り上げられてしまう世の中に驚いたのである。

気がつくと、トゥイッターで、それはびっくりする数で取り上げられ、テレビのコメンテーターが真似をし、翌日、海辺で若者たちが真似してたとか、当然新聞の話題になり。。。
おまけに、ザザダンスと名前まで付いて、こっちの方がびっくりしただけである。

歴史的に、対ドイツ戦は燃える。
かなりの視聴率だったはず。

しかし、ザザには入れて欲しかった。
外したのはザザだけではないので、負けたのは彼の責任ではない。
しかし、100分以上走り、ド疲れの選手と違い、ギリギリで入ってきて新鮮、つまり、監督も、誰もが期待していた。
ところが、大きく、それも「見事に」外した。
それが、誰にとっても残念だっただけである。
(ユーヴェが大嫌いな人種だけは違ったかも)

だから、余計に話題になった。

ただ、この失敗を良い経験に変えてくれればいいことで、次は2年後。

まだ反論があったらいつでもどうぞ。

イタリアの新しい造語? レッジェルメンテ は微発泡の水のこと

2016-07-08 10:25:09 | もろもろの食べ物

Leggermente, grazie!



(日本茶を入れる時は絶対にこの水)

レストラン(トラットリアも含む)でテーブルに座ると、まず、「水は?」と聞かれる。

炭酸なしは ナトゥラーレnaturale (他に アックア・ノン・ガス、ノン・フリッツァンテ、ノン・ガッサータ などとも言う)
炭酸ガス入りは、フリッツァンテfrizzante (他に アックア・ガッサータ とも言う)
最近は微発泡も人気があり、その場合は、レッジェルメンテ・フリッツァンテleggermente frizzanteと言う。

ずーーーっと前は、ナトゥラーレを頼んだのに微発泡が出てくることもあり、つまり、これくらいならガスがないのと同じでしょ、という感じだった。
わずかでもガスが入っていると飲めない日本人は、ナトゥレーレではなく、はっきりノン・ガスと言わないとダメな時代だった。

ちなみに、ガス入りはナチュラルな水じゃない、と思う人がいるが、これは間違い。
一般のガス入りの水は「ナチュラルな炭酸入り」で、ガス添加のものもあるが、それはちゃんとラベルに記されている。

しかし、今は、ナトゥラーレは、表示として、ガスのないものになっている。
そこで、以前、炭酸ガスなしのカテゴリーに入っていたこともある微発泡が、だんだんと市民権を得てきた。

そこで、以前の選択は
ナトゥレーレかフリッツァンテ
だったのが、
ナトゥレーレかレッジェルメンテ・フリッツァンテかフリッツァンテ
となってきている。

そんな、たかが水に3種類も置いておけないというところは、人気の薄れてきたフリッツァンテ、つまりガスが割と入っているタイプをやめて、微発泡のみにしているところも多い。今度は、微発泡でもちゃんとガスが入ってるでしょ、という感じ。

そうなると、
ナトゥラーレかレッジェルメンテ・フリッツァンテ?どっち?
Naturale o leggermente frizzante?
となる。

長い。長い。この暑いのに(暑さは関係ない??)この忙しいのに(ヒマでも)、長い。

そこで、
ナツィラーレかレッジェルメンテ??どっち?
Naturale o leggermente?
と聞くケースが増えてきてる。

レッジェルメンテは形容詞なので、名詞ににはならないのだが。。。。

新語大賞になるほどではないが、最近よく使う新語。

最近はちょっと発泡くらいの水を日本人も好んで頼む人が増えてきている。
もし、イタリアに来ることがあったら、

レッジェルメンテ、グラッツェ
Leggermente, grazie.

と言ってみて。
かっこいい〜(でもないか。。。)