在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

噴水で水浴

2016-07-26 10:24:26 | もろもろ、つれづれ
噴水で水浴 実は結構ローマの恒例行事??





少し前にジャニコロの噴水で若い女性が3人、水着姿で水浴をしたあと、結構立て続けに同じようなことが起こっている。
まあ、今年だけに限ったことではないのではあるが。

暑い。毎日暑い。
暑さが頭に来るのか、いや、脳まで来てるかも?一体何を考えているのか。全く悪いと思わないんだろうなぁ。。。。
歴史的遺産であるとか、もっと現実的には、高額な罰金になるとかも考えない。
そこが不思議。

少し前の、トレビの泉でアニタ・エクバーグの真似をしたかったおばさんの気持ちはちょっとわかる。
金髪の、白ドレスを着た女性がトレビの泉に入り、かなり悦に入っている。(ビデオが結構出回っている)
ところが、蓋を開けたらドイツ人の64歳のおばさんだった。

きっと、一度、死ぬまでにやってみたいと切望していたのではないかという気がする。

トレビには警察が常駐しているので、当然気がつき、お嬢さんお上がりください、となったのだが、その後は署まで、そして、後日、罰金の催促が来る。

罰金は500ユーロ以下に一応なっているらしい。
つまり、建築物、歴史的遺産を壊したら別の話だが、噴水で水浴をしただけなら、最高で500ユーロ。
ということは、一生に一度、トレビで「甘い生活」を演じる夢が500ユーロで叶えられるとなったら安いものかもしれない。
(ただし、後述のようにもう少し高かったかも)


数日前は、スペイン広場、階段の前にあるベルニーニの親子の作、はしけの噴水に、22歳のアメリカ人が入ったそうな。
この噴水は、直接水が飲める噴水としては珍しいだろうが、渡り廊下のようなものが設置され、噴水から水を飲んだり汲んだりできるようになっている。暑いときは順番待ち、そして、足元は水がビチョビチョで結構滑りやすく危ない。
そこを、ひっきりなしに人が入れ替わり立ち替わり状態になるともっと危ない。
落ちそうになった人は何人か、本当に落ちた人を一人見たことがある。

そう、水を汲むふりしてあれ〜という感じで入れば罰金にはならなかったかもしれないが、当然捕まり、こちらの罰金は450ユーロだそう。

他、かなり恥ずかしいのがローマのおじさん5人組。

夜、飲んでたんだろうなぁ。。パンツ一丁になり、5人でポポロ広場の噴水に入って(といっても足が浸かる程度の噴水。。。)セルフィー! かなりかっこわるい。。。
こちらの罰金は合計で3250ユーロだそう。

5人でこの金額なので、最高額はもっと高いかもしれない。

ということで、一番恥ずかしいのが、パンツのおじさん5人組
ドジなのがアメリカ人
ちょっと考えられないレベル(大きな浴槽の奥まで入り、滝で水浴び)がジャニコロ
ってところか。

毎年のことだが、ローマの噴水の水浴。
日本人がやると、いつかのフィレンツェの教会の落書きレベルの騒動になると思うので、くれぐれも真似をしないように。