在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

クイズ 2問 あなたのイタリア度がわかるかも

2017-11-02 21:27:13 | もろもろ、つれづれ
あなたのイタリア度がわかる クイズ2問
この車は何をしているのでしょう?
(ちなみにイタリアは右側通行)




クイズ1:写真の車は何をしているのでしょう?

1。止まっているように見えるが走っている
2。信号で止まっている
3。エンストを起こし、置き去りにした
4。車を駐車している




正解は。。。。。4。
と答えた方は、イタリア度がかなり高い人。

そう、この車はここに駐車しているのである。

さて、次の問題。

クイズ2:では、なぜ、この車は道の真ん中に駐車してあるのでしょう?

1。頭がおかしいからここに駐車した
2。突然もよおして車を捨ててトイレに走った
3。ここは実は正式な駐車場である
4。最後の1台だけが取り残された





正解は。。。。。。4。
ここまで正解した方はイタリア度100点。

そう、ずらっと並んで駐車してあった前の車がみんないなくなり、ポツンと1台だけ取り残されたのである。

実は、市内では時々見られる光景。
だから、後ろから来た車は、普通にこの車を避けて走り去る。

よく見ると、内側(車の進行方向左側)に1レーンだけ、地下へ入る入り口がある。
ちょうどここが分岐点だが、入るのは写真に写っていないくらいもう少し前の方である。

その横に、どんどん車を停めていく。
合法の駐車場ではないが、特に交通の妨げになるわけでもないので、どんどん停めていく。
たぶん毎朝15台は停まっているだろう。
ちなみに、隣に旧労働省とイタリア国鉄の建物がある。

仕事が終わり、夜になると、「歯抜け状態」になっていくのだが、今晩は、見事に最後の車だけが1台ポツンと取り残されていた。

時々ある光景とは言え、ここまで見事だとかなり恥ずかしい。。。

そして、乗る時はもっと恥ずかしいのである。。。。

一瞬で立ち去る〜

Case' Pinot Nero 2014 Alberto Angiussola とうちのそばのワインバー

2017-11-02 14:02:44 | Veneto, Emilia Romagnaヴェネト、エミリア
うちのすぐ近くに春にできたワインバー
Case' Pinot Nero 2014 Alberto Angiussola



友人の友人二人が始めたということもあり、オープニングには行ったのだが、なにせあまりに近すぎて全然立ち寄っていなかった。

それに、最初はワインの品揃えも少なく、また、友人パオロが卸しているワインもあり、それなら他でも飲めるし買える。

同じ一人でふらっと飲むなら、すぐそこが家。
家にはワインが山ほど。。。

飲みに行くとなると、ローマの中心に行く習慣ができてしまっているので、なんだか、家のすぐ近くで飲む習慣がない。

ということで、全く立ち寄っていなかったのだが、日曜日に開いているということもあり、パオロと一緒にふらっと立ち寄った。

品揃えは増え、自然派に特化し、なかなかよくなっていた。

かなりのビオを揃えているので、パオロも私も知らないワインが結構ある。

その中で1本、エミリア・ロマーニャのピノ・ネーロという変わったワインを見つけたのでこれに決める。

エミリア・ロマーニャは個人的に結構好きだし、エミリアのピノ・ネーロとは珍しい。

グラスに注がれ始めてすぐ、枯れた色に気がつく。
フィルターがけもしていないだろう。

熟成臭が出ていて、ヴィンテージを聞いたら(古いとは思わなかったので)2014年、とのこと。

一瞬、2014年でもうこの香りとは、と思ったが、これはビオ、頭の方を変える必要がある。

グラスを回すと開き始め、柔らかさが出てくる。
バルサム、革、アニマル風、腐葉土。。。かなり複雑。
アタックは優しく、酸が強すぎない程度に感じられ、繊細なタンニンが広がる。
余韻は良い。再び熟成臭。

この味と香りでこのまま何年も行きそうな気がする。

ただし、これがピノ・ネーロか、と言われると、ピノ・ネーロでいいのだが、ブラインドで当てるのはかなり難しい、と答えるしかない。

ワインの発見は尽きない。
だから、ワインは面白い。


月曜日休み
交通量の少ない広場と道路に面し、二重駐車でもいけそうなところがうれしい。
(駐車場がなかなか見つからない地域)
ワインはグラスでもボトルでも。
どれも値段手頃、有名どころのワインはない。
自然派を安く手軽に飲みたいとなると穴場。
ツマミしかないが、タラッリは絶品