Life of Wine
この前行われたライフ・オブ・ワインの試飲会。
今年でもう6回目とのことなのだが、昨年行ってとてもよかったので今年も楽しみにしていた。
毎年恒例の試飲会は、時期や場所がある程度固定されて開催されているものも多く、すでに有名、盛況のもの、仲間内で楽しみにしているものも多いのだが、この試飲会の知名度は今ひとつ。
しかし、昨年行ってみて、人の入りが少ないわけではないが、決して多くはなく、おかげでゆっくり試飲できてとてもよかったのが、この試飲会。
今年はガラッと変わってかなり盛況だった。
さて、この試飲会は他の試飲会とはコンセプトがちょっと違う。
参加ワイナリーは60社程度、ほとんどがワイン1種しか持ってきていないので、ワインの数は多くはないのだが、参加には複数のヴィンテージを持ってくることが条件。
そこで、少なくとも3ヴィンテージ、多くが4ヴィンテージを持ってくるため、合計で200以上のワインの試飲会となる。
試飲で縦飲みは嬉しい。
横飲みはどこでもあるが、縦飲みはどこでもはない。
それが、ここでは、全てのワインが縦飲み。
それも、結構古いヴィンテージを持ってきたワイナリー多数。
また、もう一つの参加条件に、ワイナリーの人が参加すること、がある。
(これはオーナーでなくてもいいし、例えば地域のセールス担当でも構わないのだが、とにかく誰か関係者が必ず参加)
さて、立ち飲みでの試飲会なのでゆっくりメモを取る暇はなく、以下ざっと。
もちろん、他にも参加ワイナリーはあり、また、他にもたくさん試飲しているが、ちょっとメモを取ったもののみ。
(ワイナリーのアルファベット順)
なお+は、普通に良い場合で+++、あとは上下。
*Antichi Vigneti di Cantalupo (Piemonte)
ピエモンテというとネッビオーロ、ネッビオーロというとバローロ、しかしバローロだけじゃない。
もう少し北に行くと、もっと軽く、しかし硬さは持ち、長期熟成耐えるワインがある。ゲンメがその一つ。
カンタルーポはとても良いゲンメの生産者。
去年も感動したのだが、今年も。
Colli Breclemae Gemme 2010 ++++ 2005 ++++(+) 1997 ++++++
1997年が、衰え全くなし、バルサム臭にユーカリが加わる。持続性かなりあり、素晴らしい。
ここまで、飲まれることなく、よくぞ持ってくれた、という感じ。
*Antonelli (Umbria)
モンテファルコで有名な良質ワイナリー。
Montefalco Sagrantino 2012 +++(+) 2004 ++++ 2001 ++++(+) 1998 ++++
サグランティーノはタンニンが多く、飲み頃を迎えるのに時間がかかる。2004年、2001年くらいが今一番、それを超えると、熟成香が出て、タンニンが丸くなり、酸味が勝るようになってくる。
*Badia a Coltibuono (Toscana)
キャンティ・クラシコの大御所ワイナリー
Chianti Classico Riserva 2012 ++++ 2009 +++ 2008 ++++(+) 2007 +++ 2006 ++++
全体にやや弱いのは2009、飲み頃パーフェクトなのが2008、2007は谷間に挟まれ、熟成香が出て、アルコールがやや勝り、フィニッシュがほろ苦い。
*Boscarelli (Toscana)
モンテプルチャーノのワイナリー
Rosso di Montepulciano 2016 +++ 2010 ++++(+) 2004 ++++
*Favaro (Piemonte)
嬉しいことにエルバルーチェ。
Le Chiusure Erba Luce di Caluso 2016 +++ 2015 ++++ 2014 ++++ 2013 +++
2015がバランスが良い。 2014は、かなり細めなのだが、エレガントなところがまた違った魅力。
*Giuseppe Cortese (Piemote)
ラバヤの縦飲みとは、なんて贅沢。
バルバレスコの、個人的に好きなワイナリー。
Rabaja Barbaresco 2014 ++++(+) 2003 ++++ 1998 ++++++
2014で十分美味しいのだが、もちろん飲むには早すぎ。2003年はかなり暑いかった年。そこで、パワーがあるのだが、フィニッシュに熟成香がやや出てくる感じ。1998はパーフェクト。もちろんヴィンテージもよるわけだが、15年以上は待って飲むのが正解。
*Il Colombaio di Santa Chiara (Toscana)
サンジェミニャーノのワイナリー。
Campo delle Pieve Vernacchia ci San Gimignano 2015 +++ 2013 ++(+) 2012 ++++ 2011 ++++
*Maccario Dringenberg (Liguria)
マイナーなリグリアのワイナリーの中では、今はダントツ。
ロッセーゼの縦飲みとは最高に嬉しい。
Posa Rossese di Dolceacqua Superiore 2016 ++++ 2015 ++++ 2014 ++++(+) 2010 ++++(+) 2007 +++++(+)
2014は一瞬弱い感じなのだが、エレガントで悪くない。2010と2007はダブルマグナム。面白かったのは2007、意外な甘さが出てきていた。
この前行われたライフ・オブ・ワインの試飲会。
今年でもう6回目とのことなのだが、昨年行ってとてもよかったので今年も楽しみにしていた。
毎年恒例の試飲会は、時期や場所がある程度固定されて開催されているものも多く、すでに有名、盛況のもの、仲間内で楽しみにしているものも多いのだが、この試飲会の知名度は今ひとつ。
しかし、昨年行ってみて、人の入りが少ないわけではないが、決して多くはなく、おかげでゆっくり試飲できてとてもよかったのが、この試飲会。
今年はガラッと変わってかなり盛況だった。
さて、この試飲会は他の試飲会とはコンセプトがちょっと違う。
参加ワイナリーは60社程度、ほとんどがワイン1種しか持ってきていないので、ワインの数は多くはないのだが、参加には複数のヴィンテージを持ってくることが条件。
そこで、少なくとも3ヴィンテージ、多くが4ヴィンテージを持ってくるため、合計で200以上のワインの試飲会となる。
試飲で縦飲みは嬉しい。
横飲みはどこでもあるが、縦飲みはどこでもはない。
それが、ここでは、全てのワインが縦飲み。
それも、結構古いヴィンテージを持ってきたワイナリー多数。
また、もう一つの参加条件に、ワイナリーの人が参加すること、がある。
(これはオーナーでなくてもいいし、例えば地域のセールス担当でも構わないのだが、とにかく誰か関係者が必ず参加)
さて、立ち飲みでの試飲会なのでゆっくりメモを取る暇はなく、以下ざっと。
もちろん、他にも参加ワイナリーはあり、また、他にもたくさん試飲しているが、ちょっとメモを取ったもののみ。
(ワイナリーのアルファベット順)
なお+は、普通に良い場合で+++、あとは上下。
*Antichi Vigneti di Cantalupo (Piemonte)
ピエモンテというとネッビオーロ、ネッビオーロというとバローロ、しかしバローロだけじゃない。
もう少し北に行くと、もっと軽く、しかし硬さは持ち、長期熟成耐えるワインがある。ゲンメがその一つ。
カンタルーポはとても良いゲンメの生産者。
去年も感動したのだが、今年も。
Colli Breclemae Gemme 2010 ++++ 2005 ++++(+) 1997 ++++++
1997年が、衰え全くなし、バルサム臭にユーカリが加わる。持続性かなりあり、素晴らしい。
ここまで、飲まれることなく、よくぞ持ってくれた、という感じ。
*Antonelli (Umbria)
モンテファルコで有名な良質ワイナリー。
Montefalco Sagrantino 2012 +++(+) 2004 ++++ 2001 ++++(+) 1998 ++++
サグランティーノはタンニンが多く、飲み頃を迎えるのに時間がかかる。2004年、2001年くらいが今一番、それを超えると、熟成香が出て、タンニンが丸くなり、酸味が勝るようになってくる。
*Badia a Coltibuono (Toscana)
キャンティ・クラシコの大御所ワイナリー
Chianti Classico Riserva 2012 ++++ 2009 +++ 2008 ++++(+) 2007 +++ 2006 ++++
全体にやや弱いのは2009、飲み頃パーフェクトなのが2008、2007は谷間に挟まれ、熟成香が出て、アルコールがやや勝り、フィニッシュがほろ苦い。
*Boscarelli (Toscana)
モンテプルチャーノのワイナリー
Rosso di Montepulciano 2016 +++ 2010 ++++(+) 2004 ++++
*Favaro (Piemonte)
嬉しいことにエルバルーチェ。
Le Chiusure Erba Luce di Caluso 2016 +++ 2015 ++++ 2014 ++++ 2013 +++
2015がバランスが良い。 2014は、かなり細めなのだが、エレガントなところがまた違った魅力。
*Giuseppe Cortese (Piemote)
ラバヤの縦飲みとは、なんて贅沢。
バルバレスコの、個人的に好きなワイナリー。
Rabaja Barbaresco 2014 ++++(+) 2003 ++++ 1998 ++++++
2014で十分美味しいのだが、もちろん飲むには早すぎ。2003年はかなり暑いかった年。そこで、パワーがあるのだが、フィニッシュに熟成香がやや出てくる感じ。1998はパーフェクト。もちろんヴィンテージもよるわけだが、15年以上は待って飲むのが正解。
*Il Colombaio di Santa Chiara (Toscana)
サンジェミニャーノのワイナリー。
Campo delle Pieve Vernacchia ci San Gimignano 2015 +++ 2013 ++(+) 2012 ++++ 2011 ++++
*Maccario Dringenberg (Liguria)
マイナーなリグリアのワイナリーの中では、今はダントツ。
ロッセーゼの縦飲みとは最高に嬉しい。
Posa Rossese di Dolceacqua Superiore 2016 ++++ 2015 ++++ 2014 ++++(+) 2010 ++++(+) 2007 +++++(+)
2014は一瞬弱い感じなのだが、エレガントで悪くない。2010と2007はダブルマグナム。面白かったのは2007、意外な甘さが出てきていた。