志村けん氏が亡くなられた。
私も、小さいころ、「8時だよ、全員集合」を楽しみに見ていたので、心から残念に思う。
遠くイタリアから、 天国でも多くの人を笑わせてくださいね、 とお伝えしたい。
それにしても、こういった悲しい事件で、コロナの怖さが、少し身近になってきたのではないかと思う。
亡くなられたことは心から残念であるが、これで、一人でも多くの人の命を救うことができれば、幸いではないかと。
つまり、私たちは、志村けん氏がコロナによる肺炎で亡くなられた、ということを大切に思う必要がある、ということである。
詳細は分からず、オンライン新聞で読んだだけであるが、先月70歳の誕生日を迎えられ、パーティーを開いた、とのこと。
このパーティーから発症まで、3週間ほど経っているようなので、このパーティーで感染したとは思われにくい。
その後の人の出入り、接触の中で感染したのだろう。
感染していたら当然会いに行かないわけだから、無症状の感染者のどなたかと接触したのだろうと推測する。
それが誰なのか。
しかし、これは問題ではない。
というのも、その人は、全く知らないうちに感染し、今ではすっかり治っているかもしれないからである。
もちろん、血液検査をすれば、すでに感染したということはわかるが、今は、そんなことはする必要はない。
重要なのは、現在、無症状者は意外に多く、どこの誰が感染しているか分からない状態、ということである。
その中には、もちろん自分も含まれる。
しかし、極端に神経質になって、怯える必要はない。
濃厚感染者だから必ず感染するわけではない。
同居家族の中でも、感染しなかった、という人はいる。
ただ、無症状の人からの感染率も大きく変わらないという統計も出ているため、だからこそ、コロナに対する危機感はもう少し持った方が良いと思う。
ある程度の年齢以上で、なおかつ既往症のある方が感染したら、発症してから長くて2週間かもしれない。
それも、最後に面会することも難しいだろう。
私にも、かなり高齢の、それも既往症を持っている父が日本にいるが、もうすでに伝えてある。
もし感染したら、日本には帰れないし、帰っても面会はできないだろうし、お墓ができたころにしか会いに行けないからね、と。
ジョーダンを交えて言うが、実はかなりの現実味を持っているのである。