数日前、まだ新たな感染者数が4000人を超え、死者が900人台、800人台だった頃の記事だが、興味深く読んだ。
出処はラ・レプブリカのオンライン新聞。
封鎖が始まった最初の頃、感染のピークは3月19−20日、と言われていた。
数日遅れて、3月20−22日、と言っていたところもある。
北イタリア、ミラノを含む割と大きな地域がレッド・ゾーンに入ったのが、3月8日の週末頃で、立て続けの3月10日から全土がレッド・ゾーンになり、つまり、イタリア全土が封鎖になった。
コロナの潜伏期間は14日。
でも、5−7日以内で発症する人が割と多い。
そこから割り出された推測ということになる。
しかし。。。封鎖から18日だか経っているのに、この新たな感染者数、死者数の多さ。
いったいこれはなに?
1日の死者が極端に増えた3月27日は、900人を超え、翌日も800人台、そして翌々日に700人台に下がったが、依然、高い死者数である。
しかし、それを、逆算してみる。
感染してから15日から20日で亡くなられる方が多いらしい。
つまり、死者数が一番多くなった3月27日に亡くなられた方は、おそらく、3月7日から12日頃に感染している。
ちょうど、レッド・ゾーンが拡大され、北イタリアから脱出した人の多い時期と重なる。
なるほど。
もちろん、感染の地域が広がっている、というか、移動しながら広がっているため、ピークの来るのが遅れる地域が出てくる。
そこに、無症状者からの感染が加わる。
ということで、まだまだ長引く様子はあるが、ジグザグを繰り返しながらでも、減少傾向を維持しいくことを心から祈る。
日本は今まさに増加中なので、どうか、外出自粛を真剣に考えて欲しい。