在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

イタリア コロナ ロックダウン状態の中で 徒然54 解除はされたが

2020-05-04 23:02:30 | もろもろ、つれづれ



解除1日目。

本当なら、この解除1日目は、4月4日の筈だった。
その後、2週間程度ずつ2度延びて、最終的に、封鎖の解除が今日となった。


3月10日、イタリア全土封鎖になった時、友達と、

しばらく会えないけど、4月に入ったら会おうね〜、なんのワインを開けようか

と話していた時(もちろんチャットで)は、まだカワイイ方だった、と今は思う。


イタリアは、コロナの来襲が早かったため、いろいろなハンディがあった。

その頃は、コロナは空気感染はしないと言われていたし、距離は1メートル、飛沫などの話もほとんどなく、物を介した接触では感染しないと言われていた頃。

ところが、だんだんいろいろなことが見えてくると(わかってくると)、なんか違う。。。


しばらくして、

封鎖は確実に延びる
レストランやワインバーとか、開く?
開いても、何人かでグラスを傾けて今までのように飲むことなんてできる?
と、たくさんの疑問が湧いてきた。

そして、現実が見えてきた。

延びた封鎖は解除されたが、
友人と会うのは禁止
レストランとバールはテイク・アウトのみ。

レストランのテーブル・サービスが開始になっても、今までのように友人と集まることが果たしてできるか?
テーブルの上、前にも横にもプレキシグラスを立てるというレストランも出てきている。
つまり、友人とは、向かい合って、ガラス越しに食事をする。。。。
これなら、うちで食べた方がいいかな、と私は思う。

ワインバーのようなところは、微妙。。。
立ち飲みも多いし、そんな雰囲気がよいのだが、一体どうなるのか?


「1ヶ月自粛しても、コロナは収束しない」、の記事を読んだが、まさに。

医療を最善の状態で保つために、高齢の方たちを守るために、あと1ヶ月(近く)の自粛は必要だと思うが、それでコロナが収束するわけではない。

だから、今は、以前のように友人たちと、ワインバーで、気ままに立ち飲みでグラスを傾けることができるようになるのは、ワクチンができてからかもしれない、と覚悟している。

どうか1日も早くワクチンが開発されますように。