在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”ヴィーノ・ノービレ・ディ・モンテプルチャーノ・リゼルヴァ 2004”ボスカレッリ

2009-03-16 02:41:51 | Toscana トスカーナ
“Vino Nobile di Montepulciano Riserva 2004” Boscarelli –Toscana(点数7.5)
モンテプルチャーノの試飲会で、いくつものワインを試飲した。
モンテプルチャーノもずいぶんモダンになったかと思う。
一時のスーパータスカンのように、バニラぷんぷん、というのはさすがになかったが、色が濃く、香り高く、甘く、どーん、というタイプも結構あった。
中でも、なんだかわけのわからない写真(?)らしき風景(?)をラベルいっぱいに使った某ワイナリーの某ワインには、本当に笑ってしまった。
とうとう、ラベルもここまで来たか。。。という嘆きと、このラベルを見てワインを買う人がいるんだー。。。という驚きと。

無名ビオワイナリーも2社出ていたが、うち1社は、2006年、2005年と飲むにはまあまあだったが、2001年には感心した。もともと良い年であるとは言え、とても満足のいく出来だった。

そして、ボスカレッリは中堅どころと言っては失礼かもしれないか、大変良い出来だった。
きれいなルビー色。香りはまだ閉じている。フルーツはフレッシュさが残り感じと良く熟したものの両方。スパイスがほんのりあり、これから出そうな気配。花の香りも残り、かなりきれい。酸とタンニンのバランスが良くとれている。渋みもなく、心地よく、フルーツと白いスパイスが長く残る。

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