在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

EATALY 体験 トリノ

2007-08-24 07:56:16 | もろもろ、つれづれ
トリノのイータリーに行った。HPでチェックし、噂にも聞いてはいたが、凄いところだった。すっかりトリノの食品見本市的存在になったリンゴット・フィエラのすぐ近くにあり、ベルモット工場跡地と言う。その面影は、2階にベルモット美術館を併設しているところに見える。
さて、行く前は、どんなところか今ひとつ想像がつかなかったのだが、行ってみると、巨大な紀伊国屋のようと言えるのではと思う。(日本の紀伊国屋は久しく行っていないので、正しくないかもしれないが。)入ってすぐ、スローフードの書籍コーナーがあり、コンピューターが置かれ、自由に検索ができるようになっている。そして、左を見ると、普通のスーパーと一見変わらないレジが並ぶ。ここはスーパー?? 吹き抜けの明るい店内は、コーナー別になっている。肉、魚、野菜、チョコ、カフェ、パン、パスタ、オリーブオイルなどなど、スローフード推薦の食品が、解説と共に並ぶ。その数はものすごい。地下は、スローフードの保護食品と言えるプレシディオpresidioをやはり解説とともに展示、そして、ワインコーナー、ビールコーナーとなる。要はやっぱり高級スーパー?? トリノに住んでる訳ではないからそうたくさん買えない、買わなきゃつまらないじゃない、かと思いきや、これが見るだけで結構面白い。ガンベロ・ロッソで紹介されていた食品はあるし、簡単だがかなりの食品を網羅した解説はあるし、興味のあるところをちょっと見てると結構時間が過ぎる。そして、店内にはコーナー別に簡単に食べられるスタンドがいくつもある。今日は魚、肉、野菜、パスタなど、どれを中心に食べるかを決め、スタンドで本日のお勧めメニューを見る。お勧め以外にも頼めば作ってくれるものもあり、私たちは生簀から獲った極上オマールをグリルしてもらった。食前酒代わりのビールといい、このオマールといい、パスタといい、何気ないのにかなりの美味。素材が良い、の一言に尽きるのだろう。お昼になると、近くのサラリーマンがスタンドの席を占領し、和気藹々とおしゃべりしながらごく普通にランチをしている。こういう超高級スーパーがあって、トリノの人は幸せだぁ~と思った。うーん、私も将来はトリノに移住しようか。。

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