在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

郊外型ホテル滞在のグループを狙う強盗

2018-02-13 21:20:38 | もろもろ、つれづれ
最近は、日本人も郊外型のホテルに泊まることが多くなっている。
個人旅行ではなく、グループ旅行の話である。

理由はいろいろ。(だと思う)

イタリアには夜に着くことも多いので、ローマで泊まって、翌朝すぐに周遊旅行に出発するには街中より郊外の方が便利だったりする。
空港から比較的近い地域ならホテルにすぐに着くし、翌朝も街中の渋滞に巻き込まれることがない。

郊外型のホテルは、大手チェーンホテルであってもなくても、アメリカンタイプが多いので、どの部屋もみんな均一、不公平の不満が出にくいし、モダンなので日本人には使いやすい。

周りに特に何もないところ、いたって一般庶民の住宅街になっているところ、住宅街ではあるが中心から外れた場所、いろいろある。

よほど高級なツアーはともかく、一般のツアーでも、行程によっては郊外型ホテルを使うことも多くなっているような気がする。

さて、そうやって、日本人団体旅行客が郊外型ホテルに泊まり出すと、必ずやそれを狙う輩が出てくる。

今では、ある程度知れ渡ってる情報なので、添乗員の人が、絶対にホテルから出ないでください、明日の朝は、早く起きたからと言ってホテルの周辺を散歩しようとは絶対に思わないでください、と言うかもしれない。

しかし、それを信じないというか、いや、ただ運が悪かっただけの人が狙われる。

しかし、どうして、そのホテルに日本人が泊まっているとわかるのか?

裏で情報が漏れているという話もあるが、毎日、同じような時間に見張っていれば、1週間の間に幾つかのグループの出発には出くわすだろうから、真実かどうかはわからない。
ただ、昨年見た映画でそんな場面があったので(情報を漏らして山分け)、なまじ嘘ではないと思う。

タチが悪いのは、こう言った郊外型では、ひったくりではなく強盗的な盗難だということである。

昨年狙われた人の話によると、夫婦(60代)二人で、朝(何もないところだが)散策をしていた時 、二人組がさりげなく近づいて来たと思ったら、ほとんど羽交い締めにされ、持っていたバッグを盗られた。
バッグにはパスポートが入っていたので、とにかく困る羽目になるのである。

他にも似たような話がちらほら、相手は複数、ただのひったくりや置き引きとは違って、命までは狙わないものの、強引な盗難、つまり強盗が増えているように思う。

そこで、街中で、車も人もビュンビュン走っているところならほぼ問題ないと思うが(それでも違う意味の盗難が多い)、ちょっと郊外、住宅街、住宅街でもないような場所に泊まることがあれば、本当に、ホテルから一歩も出ないで欲しい。

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