在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

”バローロ・チャボ・メンティン・ジネストラ 2001” ドメニコ・クレリコ

2009-07-02 16:11:52 | Piemonte ピエモンテ
"Barolo Ciabot Mentin Ginestra 2001" Domenico Clerico -Piemonte
少し前の試飲から。

クレリコおじさんは、試飲会となるといつも来ていて、ワインをグラスに注いてくれた。
ここまで有名、また、儲かっているのだろうから、そこまでしなくてもとも思わないではないが、なんでもできることはやる、という(のだろうか?)姿勢が結構好きで、試飲会ごとに姿が見れるのを楽しみにしていた。
しかし、最近は、バローロの生産者集合、という感じの試飲会がないためか、どうしているのかわからないが…

最初にクレリコのペルクリスティーナを飲んだ時は、まだモダンバローロが好きだったので、感激した。
今でも、飲めば感心するだろうと思う。
クレリコは、バルベーラも好きで、良く飲んだものだ。

香りはクレリコらしい。エレガントさと真面目さと程よい華やかさを持っている。
強さも申し分なく、フルーツとスパイスのバランスがとても良い。
赤と黒のフルーツ、森の木の実、革、リコリース、甘いスパイス、カフェ、どれをとっても心地よく、広がりがある、粋なモダンさがある。
アタックもよいし、ボディがあるのだが、エレガントな面もあり。タンニンはまだかなり若いが質が良く、酸がしっかりしたボディ全体を支えている。もちろん持続性もあり、後味は心地よい。

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