在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

Vino'forum

2013-06-09 11:38:32 | レストラン
Vino'forum a Roma


10年目なのだそうだ。つまり、10年目にして初めて行った。
昨今、ワインはともかく、食がブームである。
2015年のミラノ万博に向けての長い前夜祭のように、あちらこちらで食の催しがやたら多い。それも、有名シェフとタイアップして、有名シェフの料理を出せば、ある程度人が入るのだろう。
シェフの方も、実験的で、実力がある程度試されるし、場合によってはさらに評価が上がり、多少の(?)儲けにもなり、うれしい話なのだと思う。

ということで、ヴィノーフォルムに、ワインを飲みにだけではなく、シェフの料理を選んで行ってみた。

ローマのアルカンジェロ。行ったことがないので行ってみたいと思っていたのと、アビナメントされているワインがブルゴーニュ3種。


まず、料理。
3皿+サービスのお通し。悪くはないのだが、特設のキッチンで、80人くらいの料理を作るのはやっぱり大変なんだろう。

スプリは、冷めてもおいしかったが、冷めていた。付け合わせのサラダにはメレンゲが使われている。

冷めてもよい料理はおいしかった。甘いものと辛いものを組み合わせるのと魚と肉を合わせるのが得意なのかもしれない。
これはウサギとアンチョビの組み合わせ。

クリームがほのかに甘く、マスタードの粒は辛い。

ワインは、白1種とGevery Chambertinのプレミエ・クリュ、そしてCorton、つまりグラン・クリュが出るはずだったのだが(と、パンフには書いてあった)、グラン・クリュの代わりにNuitのプレミエ・クリュに代わっていた。。。。誰も文句は言わないが、そしてこういう場合、言ってもしょうがないと言うか、言うだけ馬鹿を見る、知っている顔もいる中で、心象を悪くするだけなので言わないが、やっぱりここはイタリアなのでした。。。
日本なら詐欺じゃないですか?と強く言う人が出るだろう。。。





そして、その他、スタンドのワインはうわさに聞いてはいたが、やはりお祭りだった。
シャンペンの中にドン・ペリニョン、クリュッグも入っていたので、本当にあるのかと一応期待はしたのだが、これも名前だけ。ハインツ・ベックの料理と合わせて出るのは本当だと思うが、そして、特別なVIPには出すのだろうが、名前だけだった。
やっぱり、詐欺じゃないですか?と日本なら言うだろうなぁ。。。。

含まれている券で飲めるのは12杯。チェックしたところと、さすがにお祭りに来ているのではないのがわかるので、チェックしなかったところとあり、まあまあ飲んだが、絶対これ!というワインは。。。。ない。見事にない。
もう1回くらい行こうか、とも思ったのだが、行かなくてもいい、の気持ちに傾いている。。。。
そう、フランケッティのワインが出る日があるのだが、これもなんだか怪しいような気がしてきた。。。。

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