在イタリア、ソムリエワインノートとイタリア映画評論、他つれづれ appunti di degustazione

ソムリエ 20年、イタリアワインのテイスティングノートと、なぜか突然のイタリア映画評論、日本酒、日本茶、突然アートも

また行きたい3つ星 Piazza Duomo

2016-10-20 18:59:09 | レストラン
また行きたい3つ星



あまり期待していなかったというと失礼だが、非常に良かった。
ピアッツァ・ドゥオーモならすごく良くて当たり前でしょ~、3つ星なら当たり前でしょ~、と言われるかも知れないが、本当に過度の期待はしていなかった。

もちろん美味しいだろうとは思っていたし、3つ星なりの風格があると想像していたが、ここにはそれ以上のものがあった。

予約がかろうじて取れたのが昼。
13時までには絶対に来て欲しいと言われ、そのために午前中のワイナリーの予約を前倒ししないといけなくなった。

無事に前倒しできたので、心配はしていなかったが、13時、13時、それ以降は絶対ダメ。。。と心の中で念仏を唱え(笑)時計を何度見たことか。

おかげでだいぶ早めに着いてしまった。あれ~ (笑)

おそらく一番乗りだったような。
人数が多かったので個室に通される。
だから、その他の部屋は見ていないが(ちらっと遠くに見えただけ)とにかくレストラン全体の大きさ、スペースの贅沢さにはびっくりした。

かなりゆったりした造り。

そして、シンプルで明るい雰囲気、軽やかな雰囲気も持ち合わせ、肩が凝らない感じがとても良い。



さて、一番最初に持ってこられたお皿。
三日月型のお皿にちょこんとオリーブが二つ。緑のオリーブと黒のオリーブ。これだけ。
さらに何か追加されるのかと思ったのだが、それもなし。これだけ。
え~!?どう見ても本物と思ったのだが、なんと偽物だった。

エビのタルタルと牛のレバーで作ったのだそうな。ほお、へー。みんなびっくり。
これが美味しいかは別にして、偽物には絶対に見えない作り。
偽物だよねー、の言葉はなく、誰もが本物だと思った。。。
先日の某レストランのキャビアは、本物じゃないよね~、とすぐにわかる作りだったが、こちらは本物そっくり。

そして、サラダ。
最初にピンセット。これにはちょっと爆笑。お箸代わり?それならお箸の方がいいような気もしたり。。。
そしてお品書き。使った材料を全て書き出してあって、その数120。



しかし、そうれほど大きくはない容器に、本当に120の違う材料が使われているのだろうか??(とちょっと疑ってみる)

さて、この容器がかわいい。
ガラスで、本物の鉢のように、下に穴が空いていて、つまり、使ったドレッシング(と一応呼ぼう)が底のお皿に落ちる仕組みになっている。
それにつけて食べたり、最後には飲む。
日本のだし(鰹節と昆布を使用とのこと)がベースになった優しい味になっている。

大いに楽しんでくださいね、と言って去った。

ピンセットでつまみながら、色々な味の野菜を食す。
山のようだった野菜や葉っぱ、花びらなどが空になる。
美味しかった。緑いっぱい幸せ気分。でも、一番喜んだのは胃ではないかと思う。
お花畑が舞い込んでようだったのではないかと。



次のポテトのクリームスープも美味しかった~。
これまたガラスの容器がかわいい。
そして、中に埋もれていたうずらの半熟卵が美味。(半熟卵大好き~)

どれもシンプルで、でも凝っていて、優しい味わいに仕上がっていて、完食。

そして、メインの鹿肉、これまた想像以上に絶品で、完食。
量、味、また見た目も美しく、シンプル・イズ・ベストを行っている。



ということで、若干リゾットを残した人がいた以外、みんな完食。

ああ、また行きたい。

次は、一体どんな料理を出してくれることやら、と、予定がないにもかかわらず、楽しみ~


ランキング4位


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