Chianti Classico Riserva 1995 Castell'in Villa
ファブリッツィオのエノテカ、ワインバーLa Barriqueに時々行くようになって久しい。
業界の人間は恐ろしいことに(?)結構つながっている。
ファブリッツィオは顔が広いので当然だが、彼の経営するワインバーは割と自然派もの、それもいまどきの「ニセモノ」ではない、本物のビオをたくさん置いているので、他のエノテカとは微妙に違うと思っている。
そのファブリッツィオとパオロが親しいとは知らなかった。
突然、明日はBarriqueね、と言うことになり、同じくファブリッツィオと親しい友人にも声を掛けて数人で飲むことになった。
パオロがフランスとドイツで買ってきたワインがあるので開けることに。
ファブリッツィオはシャンペンに非常に詳しいので、軽くシャンペンから。
そして、Pfalzのリースリングのトロッケン、アルト・アディジェ、ムルソー、ボカと開けて、おしまいになるはずだったのだが、店内人も少なくなり、夜もとっくに更けて。。。
というころ突然Trimaniのパオロが来たのでした。
こうなると当然、また何か開けることになるわけで、アルペペのサッセッラを開け、もう完全に内輪だけ、これでおしまい、と思ったところなのにまだワインを選んでいる。
で、最後の最後がCastell’in VillaのChianti Classico Riserva1995年となったのでした。
キャンティはピンからキリまであり、スーパーで2-3ユーロで売っているもの、キャンティにしてはちょっと高いよね、という高級キャンティも今はあり、サンジョベーゼ100%です、と自慢げなものも90年代から増えている。
安物は早飲みのために造られているので、当然数年しか持たないものが多いが、高級だから持つかというと、そうでもないものも多い。もちろん高級で素晴らしいものもあるが、数年単位ではなく、数十年単位で持つかは、まだ未知数である。(たぶん持たないだろう、との予想ができるものも多い。)
そんな中、このキャンティは素晴らしかったのである。
95年だから、めちゃくちゃ古いというわけではない。リゼルヴァだが、無名に近いワイナリーである。
しかし、見事だった。
最初は、長い時を経て、当然若干の還元臭、そして、アニマルが出てきていたのだが、それもわずかのことで、だんだん済んだきれいな香りになってくる。
タンニンは繊細で、酸味とのバランスが抜群の状態、重たくなく、切れ味のよい、すっきりエレガントな印象。
非常にきれいである。
小さな森の木の実、それも赤い、フレッシュな木の実の香りがきれいで、繊細なスパイスの香りがそこに複雑性を加え、さらには、スミレの香りまで出てきたのである。ブラインドで飲んだら、絶対に95年だとわからない。せいぜい2005年かと思う。
こういう隠れた名ワインの発見はとてもうれしい。ワインを飲んでいてよかった~と思う瞬間である。しかし、まだまだこういうのがあるんだろうなぁ、とさらにさらにワインを飲みたくなったのでした。
いつも飲んでばっかり!と友人には言われているが、やめられない。。。
ファブリッツィオのエノテカ、ワインバーLa Barriqueに時々行くようになって久しい。
業界の人間は恐ろしいことに(?)結構つながっている。
ファブリッツィオは顔が広いので当然だが、彼の経営するワインバーは割と自然派もの、それもいまどきの「ニセモノ」ではない、本物のビオをたくさん置いているので、他のエノテカとは微妙に違うと思っている。
そのファブリッツィオとパオロが親しいとは知らなかった。
突然、明日はBarriqueね、と言うことになり、同じくファブリッツィオと親しい友人にも声を掛けて数人で飲むことになった。
パオロがフランスとドイツで買ってきたワインがあるので開けることに。
ファブリッツィオはシャンペンに非常に詳しいので、軽くシャンペンから。
そして、Pfalzのリースリングのトロッケン、アルト・アディジェ、ムルソー、ボカと開けて、おしまいになるはずだったのだが、店内人も少なくなり、夜もとっくに更けて。。。
というころ突然Trimaniのパオロが来たのでした。
こうなると当然、また何か開けることになるわけで、アルペペのサッセッラを開け、もう完全に内輪だけ、これでおしまい、と思ったところなのにまだワインを選んでいる。
で、最後の最後がCastell’in VillaのChianti Classico Riserva1995年となったのでした。
キャンティはピンからキリまであり、スーパーで2-3ユーロで売っているもの、キャンティにしてはちょっと高いよね、という高級キャンティも今はあり、サンジョベーゼ100%です、と自慢げなものも90年代から増えている。
安物は早飲みのために造られているので、当然数年しか持たないものが多いが、高級だから持つかというと、そうでもないものも多い。もちろん高級で素晴らしいものもあるが、数年単位ではなく、数十年単位で持つかは、まだ未知数である。(たぶん持たないだろう、との予想ができるものも多い。)
そんな中、このキャンティは素晴らしかったのである。
95年だから、めちゃくちゃ古いというわけではない。リゼルヴァだが、無名に近いワイナリーである。
しかし、見事だった。
最初は、長い時を経て、当然若干の還元臭、そして、アニマルが出てきていたのだが、それもわずかのことで、だんだん済んだきれいな香りになってくる。
タンニンは繊細で、酸味とのバランスが抜群の状態、重たくなく、切れ味のよい、すっきりエレガントな印象。
非常にきれいである。
小さな森の木の実、それも赤い、フレッシュな木の実の香りがきれいで、繊細なスパイスの香りがそこに複雑性を加え、さらには、スミレの香りまで出てきたのである。ブラインドで飲んだら、絶対に95年だとわからない。せいぜい2005年かと思う。
こういう隠れた名ワインの発見はとてもうれしい。ワインを飲んでいてよかった~と思う瞬間である。しかし、まだまだこういうのがあるんだろうなぁ、とさらにさらにワインを飲みたくなったのでした。
いつも飲んでばっかり!と友人には言われているが、やめられない。。。