(記録だけ 2008年映画 3)
チャーリーとチョコレート工場
Charlie and the Chocolate Factory
満足度 ★★★★★ ☆☆☆☆☆
2005年 アメリカ 115分
原作 『チョコレート工場の秘密』 ロアルド・ダール著
監督 ティム・バートン
脚本 ジョン・オーガスト
キャスト フレディ・ハイモア
ジョニー・デップ
音楽 ダニー・エルフマン
11日、テレビ放映の、『チャーリーとチョコレート工場』を見る。
ジョニー・デップ が出ているということもあり、期待は大きい。
しかしながら、非常に感想を書きにくい映画であった。
とりあえず、面白かったとでも、記録しておきましょう。
ロングセラーともなった原作の児童文学的観点から比較しながら見ると、また違った味わいがあったかも知れない。
ただ、ファンタジーでハッピーエンドの映画だけではない、奥に秘められた恐怖感を臭わせる映像もあった。
斜め角度の ブラックユーモアがふんだんに使われ、この手のユーモアが好きな人も多いのかも知れない。
リスの場面などを含めて、若干、ヒッチコックの映画などを思い浮かべるシーンも多い。
この映画は クッキーや シュークリーム工場であってはならない。
脳内分泌物をどっぱどっぱと出させる、チョコレートでなければ、あのような児童文学作品(原作)や それをもとにした映画は つくり得ない。
チョコレートは昔は薬や占いの材料であったことは有名な話。
そういえば、以前見た、ジョニー・デップ出演の『ショコラ』という映画も、上のようなチョコレートの性質を利用して制作された映画の一つだ。
能内分泌物の比喩表現として、70~80年代のロックのような映像と曲がふんだんにパロディ化されていた。
中にはクイーンやピンク・フロイドを思わせる映像。
その雰囲気を高めるかのように、マーク・ボランを思い浮かばせる帽子をかぶる、ジョニー・デップ。
好きなジョニー・デップだが、一時的に、故フレディ・マーキュリーと重複させて、映画を楽しんでいた。
テーマは家族愛であり、人間愛。
ブラックユーモア・ファンタジーを交えながらも、最後にはきりりと引き締めるのは原作がしっかりとしているせいかもしれない。
まぁ、ジョニー・デップが出ていたという理由で、やっぱり、満点(★★★★★ ★★★★★)と いたしましょうか・・・。