乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

チャーリーとチョコレート工場  ジョニー・デップ

2008-01-13 | 映画

 

(記録だけ  2008年映画 3)

 

  チャーリーとチョコレート工場

  Charlie and the Chocolate Factory

 

 

 満足度 ★★★★★ ☆☆☆☆☆ 

 

 

 2005年 アメリカ   115分

 

 原作 『チョコレート工場の秘密』 ロアルド・ダール著

 

 監督 ティム・バートン

 脚本 ジョン・オーガスト

 

 キャスト フレディ・ハイモア

       ジョニー・デップ

 音楽  ダニー・エルフマン

 

 

 11日、テレビ放映の、『チャーリーとチョコレート工場』を見る。

 ジョニー・デップ が出ているということもあり、期待は大きい。 

 しかしながら、非常に感想を書きにくい映画であった。

 とりあえず、面白かったとでも、記録しておきましょう。

 

 ロングセラーともなった原作の児童文学的観点から比較しながら見ると、また違った味わいがあったかも知れない。

 

 ただ、ファンタジーでハッピーエンドの映画だけではない、奥に秘められた恐怖感を臭わせる映像もあった。

 斜め角度の ブラックユーモアがふんだんに使われ、この手のユーモアが好きな人も多いのかも知れない。

 リスの場面などを含めて、若干、ヒッチコックの映画などを思い浮かべるシーンも多い。

 

 この映画は クッキーや シュークリーム工場であってはならない。

 脳内分泌物をどっぱどっぱと出させる、チョコレートでなければ、あのような児童文学作品(原作)や それをもとにした映画は つくり得ない。

 チョコレートは昔は薬や占いの材料であったことは有名な話。

 そういえば、以前見た、ジョニー・デップ出演の『ショコラ』という映画も、上のようなチョコレートの性質を利用して制作された映画の一つだ。

 

 能内分泌物の比喩表現として、70~80年代のロックのような映像と曲がふんだんにパロディ化されていた。

 中にはクイーンやピンク・フロイドを思わせる映像。

 その雰囲気を高めるかのように、マーク・ボランを思い浮かばせる帽子をかぶる、ジョニー・デップ。

 好きなジョニー・デップだが、一時的に、故フレディ・マーキュリーと重複させて、映画を楽しんでいた。

 

 テーマは家族愛であり、人間愛。

 ブラックユーモア・ファンタジーを交えながらも、最後にはきりりと引き締めるのは原作がしっかりとしているせいかもしれない。

 

 まぁ、ジョニー・デップが出ていたという理由で、やっぱり、満点(★★★★★ ★★★★★)と いたしましょうか・・・。

コメント (6)
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本戎 宝恵かご行列   大阪・道頓堀 

2008-01-13 | お出かけ

 

(写真上は、坂東三津五郎丈が宝恵かごに乗って、松竹座前に到着されたところ。)

 

 

  大阪・今宮戎神社で宝恵かご行列

 

 

 一月十日、大阪・ミナミの繁華街を練り歩く 伝統芸能 の宝恵かご行列を見る。

 江戸時代、『芸者衆がかごに乗って 今宮戎神社に参拝したのが始まり』 とされる伝統行事。

 当時の華やかさが偲ばれる。

 

 

   

 

 写真上は宝恵かご行列の出発式。但し正式な名は知らない。

 ちょうど、松竹座から道頓堀川を渡った向こう岸にあたる。中央区宗右衛門町あたりか・・・。

 目を凝らすと、旗の近くには歌舞伎役者の坂東三津五郎丈の姿が認められる。

 今年は三津五郎丈が宝恵かごに乗られた。

 

 出発後、川岸を練り歩き、階段を上って道に出れこられたところを先回りし、握手をしていただく。

 若かりし頃は考えられなかったが、今となって何となくミーハー気分を味わい、こういった軽薄な行動もまた楽しいものと割り切り、遊ぶ。

 

 

   

 

 

 歌舞伎役者や福娘、芸者衆や男衆など、総勢400人の一行は、かねや太鼓の音に包まれながら、練り歩く。

「♪ホエカゴ、ホエカゴ~、ホエカゴ、ホエカゴ~~♪」

と、威勢が良い。

 

 

   

 

 

 大阪にいわれの深い鯛の担ぎ物も、今年も健在。

 道頓堀はいつもにましてにぎやかだ。

 写真下の方はカメラを向けると同時に、心地よくポーズをとって下さった。

 

 

   

 

 

 十時四十分頃、芸者衆や三津五郎丈の乗った宝恵かごが、松竹座前に到着。

 藤十郎丈と三津五郎丈で、挨拶と今年の抱負を述べられた。

 南座の顔見世を観ると一年の締めくくりを感じるのと同様、本戎に松竹座で新春歌舞伎を観ると、今年も本格的に始まったなと感じる私。

 今年もえべっさんの日に芝居を楽しむことができて、福を二倍三倍と授かった気がする私である。

 

 

 

 

 下の写真二枚は、去年(2007年)の宝恵かご行列。

 

   

 

 上写真は、ミナミの美しい芸者衆。

 

   

 

 下写真は、歌舞伎役者の秀太郎丈の乗られた宝恵かご。

 

   

 

コメント (2)
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