乱鳥の書きなぐり

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『耳に残るは君の歌声』 原題 THE MAN WHO CRIDE

2008-11-19 | 映画

記録だけ

 

  『耳に残るは君の歌声』

  原題 THE MAN WHO CRIDE

 

 

2000年 イギリス・フランス 97分  

監督 サリー・ポッター

キャスト

 クリスティーナ・リッチ 

 ジョニー・デップ

 ケイト・ブランシェット

 ジョン・タトゥーロ

 

 満足度 ★★★★★ ★★★★☆

 感動度 ★★★★★ ★★★☆☆

 お勧め度 ★★★★★ ★★★★☆

        (または★★★☆☆ ☆☆☆☆☆)

 

 映画の初めは舞台はロシアらしく、ロシアオペラ映画の好きな私は満足。

『この映画はいいぞ!』

とはしょった気持ちを抑え、画面を見つめる。

 色彩は彩度をおとし、少し暗め、重厚な感じで始まる。

 

 1927年のロシア。ユダヤ人の少女。父との別れ。

 この設定だけでも、次を想定し、思いは広がる。

 あらすじをここで述べるのは陳腐だ。

 まずは見てのお楽しみ。

 ただしこの映画には派手さはない。

 従って、この映画の好き嫌いは潔く二分されると思う。

 私はこの映画は好きだ。

 

 淡々と話は進み、時々織り込まれたオペラのアリアが、時には沈みがちな話を支える。それはステンドグラスに逆光が当たり、薄暗いモスクの中に光がさしたような美しさ。心に響く。

 

 無表情、無口な人々はその心を表わす。

 しかしながら無表情、無口の中にひときわきらめく役者たちの細やかな演技は、見過ごすことはできない。

 それほどまでに繊細さを要求する映画であったのは女性監督の目線からとらえた映画だからか。

 

 また阿呆な話で申し訳ないが、監督の名前のサリー・ポッターが気になって仕方がない。ハリー・ポッターを思い浮かべるのは、私だけか・・・。

 話が飛んでしまうのが、私の悪い癖である。

 

 原題は『THE MAN WHO CRIDE』

 アメリカに渡った女の立場からではなく、家族やイギリスから離れることのできなかったジプシーである男の立場から付けられた題名という点が洒落ている。

 日本では『耳に残るは君の歌声』

 この題名は、多分オペラの中にあるのであろう・・・。

 私はそういったことを知らないので、一度調べてみよう。

 わかったならば、ここに付け加えることにする。

 オペラの中にあるだろうといった大胆な予想は、果たして当たっているか否か・・・結果が楽しみである。

 

 

コメント (4)
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