乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

『パイドロス』プラトン著 18 (言葉memo「イビス」(イビスと呼ばれる聖鳥として仕えていた。)/「テウト」(はじめて算術と計算、幾何学と天文学、さらに将棋と双六などを発明した神))

2021-05-08 | 哲学

疫病退散!えい!

 

 

『パイドロス』プラトン著 18 言葉memoイビス」(イビスと呼ばれる聖鳥として仕えていた。)/「テウト」(はじめて算術と計算、幾何学と天文学、さらに将棋と双六などを発明した神)

 

P.133 言葉memo 

イビス

 イビスと呼ばれる聖鳥として仕えていた。

 神自身の名はテウトと言う。

 

テウト

 プラトンの『パイドロス』(P.133)

 エジプトの神テウトが将棋を発明したという話がある。

 将棋のルーツは、古代エジプトか。

 

 プラトンの『パイドロス』のソクラテスの言葉。

「・・・・・神自身の名はテウトといった。この神様は、はじめて算術と計算、幾何学と天文学、さらに将棋と双六などを発明した神であるが、とくに注目すべきは文字の発明である。」

と、ある。

 

 

 

 

 

 

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

Wikipedia

 

『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。)

『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)

『パイドロス』プラトン著 14 (話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合の方法を、僕の恋人のように大切にしているばかりでなく、また他も人にも・・・・・。)

『パイドロス』プラトン著 15 (言葉memo アドラストス「獅子と猪に娘を嫁がせよ」 / ペリクレス「貧しいことは恥ずべきことではない。・・・・・。」)

『パイドロス』プラトン著 16 (言葉memo ヒポクラテス『ヒポクラテスの誓い』また、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。)

『パイドロス』プラトン著 17 (*ソクラテス「狼の言い分でさえ聞いてやるべきだ」 *パイドロス あなたもまた是非それを実行してください。)

『パイドロス』プラトン著 18 (言葉memo「イビス」(イビスと呼ばれる聖鳥として仕えていた。)/「テウト」(はじめて算術と計算、幾何学と天文学、さらに将棋と双六などを発明した神))

 

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『パイドロス』プラトン著 17 (*ソクラテス「狼の言い分でさえ聞いてやるべきだ」 *パイドロス あなたもまた是非それを実行してください。)

2021-05-08 | 哲学

春日大社

 

 

『パイドロス』プラトン著 17 ソクラテス「狼の言い分でさえ聞いてやるべきだ」 *パイドロス あなたもまた是非それを実行してください。

 

P.127-128 

ソクラテス

 弁論術などをつらつらと流暢に話す。

 話は、長々と続く。

パイドロス

 時々、ソクラテスの長々と続く弁の間に、相槌を打つ。

ソクラテス

 話は続く。

パイドロス

 違った説を受け入れることは、ソクラテス、不可能でしょう。

ソクラテス

 それなら、聞いた説を一つ話してあげようか?(要約)

パイドロス

 是非お願いします。

ソクラテス

 とにかく、パイドロス、「狼の言い分でさえ聞いてやるべきだ」という言葉があるくらいだからね。

パイドロス

 あなたもまた是非それを実行してください。

 

 

 ソクラテス「狼の言い分でさえ聞いてやるべきだ」

 *パイドロス あなたもまた是非それを実行してください。

   で、大笑いをしてしまった私って、不謹慎なのか?

   プラトンの文って、

         素敵〜!!

 

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

Wikipedia

 

『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。)

『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)

『パイドロス』プラトン著 14 (話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合の方法を、僕の恋人のように大切にしているばかりでなく、また他も人にも・・・・・。)

『パイドロス』プラトン著 15 (言葉memo アドラストス「獅子と猪に娘を嫁がせよ」 / ペリクレス「貧しいことは恥ずべきことではない。・・・・・。」)

『パイドロス』プラトン著 16 (言葉memo ヒポクラテス『ヒポクラテスの誓い』また、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。)

『パイドロス』プラトン著 17 (*ソクラテス「狼の言い分でさえ聞いてやるべきだ」 *パイドロス あなたもまた是非それを実行してください。)

 

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『パイドロス』プラトン著 16 (言葉memo ヒポクラテス『ヒポクラテスの誓い』また、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。)

2021-05-08 | 哲学

 

『パイドロス』プラトン著 16 (言葉memo ヒポクラテス『ヒポクラテスの誓い』また、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。

 

P.118 言葉memo

ヒポクラテス

 以前にも書いたようにも思うが、もう一度^^

 ヒポクラテス(ヒッポクラテース、古代ギリシア語: Ἱπποκράτης、英語: Hippocrates , 紀元前460年ごろ - 紀元前370年ごろ)

 古代ギリシアの医者。

 エーゲ海に面したイオニア地方南端のコス島に生まれ、医学を学びギリシア各地を遍歴したと言い伝えられるが、その生涯について詳しいことは分かっていない。

 ヒポクラテスの名を冠した『ヒポクラテス全集』が今日まで伝わるが、その編纂はヒポクラテスの死後100年以上経ってからとされ、内容もヒポクラテス派(コス派)の他、ライバル関係であったクニドス派の著作や、ヒポクラテスの以後の著作も多く含まれると見られている。

 

 ヒポクラテス(或いはヒポクラテス派)の最も重要な功績のひとつに、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。

 さらに医師の倫理性と客観性について『誓い』と題した文章が全集に収められ、現在でも『ヒポクラテスの誓い』として受け継がれている。

 人生は短く、術のみちは長い "ὁ βίος βραχύς, ἡ δὲ τέχνη μακρή." と言う有名な言葉もヒポクラテスのものとされており、これは「ars longa, vita brevis アルスロンガ、ウィータブレウィス」というラテン語訳で現代でも広く知られている。

 

 病気は4種類の体液の混合に変調が生じた時に起こるという四体液説を唱えた。

 

 また人間のおかれた環境(自然環境、政治的環境)が健康に及ぼす影響についても先駆的な著作をのこしている。

 

 これらヒポクラテスの功績は古代ローマの医学者ガレノスを経て後の西洋医学に大きな影響を与えたことから、ヒポクラテスは「医学の父」、「医聖」、「疫学の祖」などと呼ばれる。

 

 

 

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

Wikipedia

 

『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。)

『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)

『パイドロス』プラトン著 14 (話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合の方法を、僕の恋人のように大切にしているばかりでなく、また他も人にも・・・・・。)

『パイドロス』プラトン著 15 (言葉memo アドラストス「獅子と猪に娘を嫁がせよ」 / ペリクレス「貧しいことは恥ずべきことではない。・・・・・。」)

『パイドロス』プラトン著 16 (言葉memo ヒポクラテス『ヒポクラテスの誓い』また、医学を原始的な迷信や呪術から切り離し、臨床と観察を重んじる経験科学へと発展させたことが挙げられる。)

 

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『パイドロス』プラトン著 15 (言葉memo アドラストス「獅子と猪に娘を嫁がせよ」 / ペリクレス「貧しいことは恥ずべきことではない。・・・・・。」)

2021-05-08 | 哲学

 

『パイドロス』プラトン著 15 (言葉memo アドラストス「獅子と猪に娘を嫁がせよ」 / ペリクレス「貧しいことは恥ずべきことではない。・・・・・。」

 

P.118 言葉memo

アドラストス

 アドラーストス(古代ギリシャ語: Ἄδραστος, Adrāstos)

 ギリシア神話に登場する人物である。

 長母音を省略してアドラストスとも表記される。

 アルゴス王で、テーバイ攻めの七将の一人。

 

アドラストス

 王宮でポリュネイケースとテューデウスが戦っているところを見て、

「獅子と猪に娘を嫁がせよ」

とのデルポイの神託を思い起こしたアドラーストスは二人を引き分ける。

 ポリュネイケースに娘のアルゲイアーを、テューデウスに娘のデーイピューレーを娶せた。

 アドラストスは婿となった二人を祖国に戻すことを約束し、まずポリュネイケースをテーバイに戻すため、軍勢を率いてテーバイを攻めた。

 この間、ネメアー祭の競技では競馬で勝利した。

 テーバイ攻めでは七つの門のうちホモローイダイ門を攻めた。

 しかし戦いは敗北に終わり、アドラーストスは七将のうちただ一人生還した。

 アドラーストスの馬はデーメーテールがポセイドーンとの間に産んだとされるアレイオーンで、ヘーラクレースから譲り受けたものであった。

 このため、彼に追いつく者がなかったのである。

 アドラーストスはテーバイ王となったクレオーンがアルゴス勢の埋葬を禁じたと聞くとアテーナイに向かい、遺骸の引き取りを頼んでテーセウスの協力を得た。

 戦いの10年後、エピゴノイが再びテーバイを攻めたとき、アドラーストスは息子のアイギアレウスが討ち死にしたことを悲しむあまり、死んだ。

 アルゴスの王座はアドラーストスの娘アイギアレイアの夫となったディオメーデースが継いだ。

 

ペリクレス

  ペリクレス(ペリクレース、古希: Περικλῆς、紀元前495年? - 紀元前429年)

 古代アテナイの政治家であり、アテナイの最盛期を築き上げた重鎮として有名である。

 また、彼と愛人アスパシアとの間に生まれた庶子。

 後に軍人になった小ペリクレス(英語版)と区別して大ペリクレスとも呼ばれる。

 

 ペリクレスの父は紀元前479年のミュカレの戦いの指揮官クサンティッポス(英語版)

 母はクレイステネスの姪であり、アナクサゴラスの弟子でもあった。

 

 紀元前462年、ペリクレスは貴族派のキモンが出征中の不在を狙って、民主派のエフィアルテス(英語版)とともにアレオパゴス会議の実権を奪って、全アテナイ市民による政治参加を促進した。

 

 翌年、キモンが陶片追放によって正式に国外追放されると、以後アテナイの最高権力者の地位を独占した。

 

 前444年から430年までの15年間、ペリクレスは毎年連続ストラテゴス=「将軍職」に選出され、アテナイに全盛時代をもたらした。

 また、キモンが古来からの領地による富の再配分を行なっていたのに対し、ペリクレスは自ら積極的にアゴラでの売買を行い、アテナイが商業的なアゴラを推進するきっかけともなった。

 

 この頃、ペルシア戦争に勝利したアテナイは全盛時代を迎えていた。

 大国ペルシアの脅威が薄れると、デロス同盟の盟主であったアテナイはその同盟資金を自己の繁栄のために流用するようになった。

 デロス同盟は対ペルシア防衛機関という本来の主旨を失い、いわゆる「アテナイ帝国」を支える機関へと変質を遂げていたのである。

 ペリクレスはデロス島において管理していた同盟資金をアテナイでの管理に移し、パルテノン神殿などの公共工事に同盟資金を積極的に流用しアテナイ市民の懐を潤した。

 アテナイが同盟内のポリスに対して専制的に振る舞うようになると、同盟から離脱しようとするポリスとの間に対立が生じるようになる。

 また、ペルシア戦争の勝利に大きな貢献をしたもう一つの有力ポリススパルタもアテナイの動きを冷ややかに見ていた。

 

 スパルタがデロス同盟から離反したポリスを支援するようになると、紀元前431年、両者の間に戦争が勃発した(ペロポネソス戦争)。

 ペリクレスは強力なスパルタ陸軍に対し籠城策をとり、海上決戦の機会を狙っていたが、翌年城内に伝染病が発生したことで多くの市民が犠牲となって急速に市民の支持を失い、自らも病に罹って没した。

 この時に取った戦争方針から「防御的な行動で敵の疲弊を待ち、現状維持を狙う戦略」をペリクレス戦略と呼ぶことがある。

 ペリクレスは弁舌に優れた政治家であった。

 格調高いペリクレスの演説は現代にまで伝えられ[2]、欧米の政治家の手本となっている。

 1954年に発行されたギリシャの旧50ドラクマ紙幣の肖像に使用されている。

 

ペリクレスの名言

 ペリクレスは演説において以下のようなやや美化された表現でアテナイやその国政を賞賛している。

 

 *「アテナイの住民は富を追求する。しかしそれは可能性を保持するためであって、愚かしくも虚栄に酔いしれるためではないのである」

 *「貧しいことは恥ずべきことではない。しかし、その貧しさから脱しようと努めず、安住することこそ恥ずべきことであるとアテナイ人は考える」

 *「アテナイの住民は私的な利益を尊重するが、それは公的利益への関心を高めるためでもある。なぜなら私益追求を目的として培われた能力であっても、公的な活動に応用可能であるからだ」

 *「時の言うことをよく聴け。時はもっとも賢明なる法律顧問なり」

 *「アテナイでは政治に関心を持たない者は市民として意味を持たないものとされる」

 

 

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

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『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。)

『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)

『パイドロス』プラトン著 14 (話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合の方法を、僕の恋人のように大切にしているばかりでなく、また他も人にも・・・・・。)

『パイドロス』プラトン著 15 (言葉memo アドラストス「獅子と猪に娘を嫁がせよ」 / ペリクレス「貧しいことは恥ずべきことではない。・・・・・。」)

 

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『パイドロス』プラトン著 14 (話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合の方法を、僕の恋人のように大切にしているばかりでなく、また他も人にも・・・・・。)

2021-05-08 | 哲学

トルコのパン屋

 

『パイドロス』プラトン著 14 話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合の方法を、僕の恋人のように大切にしているばかりでなく、また他も人にも・・・・・。

 

P.111 (要約)

ソクラテス 一つは多様に散らばっているものを宗観して、これを多々一つの本質的な相へまとめる。 

パイドロス ではもう一つのは?

ソクラテス それとは逆で、様々の種類に分割できるということ。

パイドロス まさにその通りでした。

ソクラテス 話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合の方法を、

      僕の恋人のように大切にしているばかりでなく、また他も人にも・・・・・・・・。

 

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

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『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。)

『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)

『パイドロス』プラトン著 14 (話したり考えたりする力を得るために、この分割と総合の方法を、僕の恋人のように大切にしているばかりでなく、また他も人にも・・・・・。)

 

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『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)

2021-05-08 | 哲学

写真のような言葉の世の中になればいいのだが。

 

 

   「専門家の意見を踏まえ」

   「専門家の意見を参考にして」

   「専門者会議を元に」

 

 

『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」

P.87

こころよいうねり云々

書き物の会話を踏まえ

   ↓

パイドロス  それはどういう意味ですか?わかりかねるのですけど。

ソクラテス  政治家の書いたものには、その一番はじめのところに、賞賛者のなが真っ先に記されているのが、君にはわからないのだね。

パイドロス  どういう風にですか。

ソクラテス 「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」とか、

       あるいはその両方によって議決されたとか、・・・・・・・・。

      「誰それが提案するところなり」、こんな風に文章の作者は大いに勿体をつけて語り、かつ讃えるわけだが、・・・・・・・・。

       こういう文句を掲げておいたら、段取りどおりにしかるのちに先に進んで、

       その賞讃者たちに自分の知恵を披露するという段取りになるのだ。

       ・・・・・・・・。

       ・・・・・・・・。

 

 

ソクラテス - 60代頃。

パイドロス - アテナイのミュリノス区域出身。弁論作家リュシアスの心酔者。『饗宴』にも登場。

時代・場面設定 紀元前5世紀末、

真夏の日中、アテナイ南郊外にて。

 

 時代設定、紀元前5世紀末にプラトンはすでに、ソクラテスを通して、箔づけや言い逃れのための〇〇会などの問題を書いているのだと驚く。

 昨今、ニュースをつけると、輝きの薄い(笑)お偉方が、

   「専門家の意見を踏まえ」

   「専門家の意見を参考にして」

   「専門者会議を元に」

と前書きしながら、その実、まともな!!!医療専門家の意見は無視し、好きな方向に世を動かしているのが目に余って仕方がない。

 ハッタリをかますが、実行に移さず、人の命を軽視。

 選挙のためなら、人をも殺す。

 紀元前5世紀末に書かれたことが、よもや、地獄の方向一直線。

 

 いずれ近々訪れるであろう飢餓問題、地球温暖化などの地球規模の災いを隠し、目前の利益や政治生命のことばかりを考えてる政治家様がたの真意は、国民が見抜いてますから!

 と、どなたかが言ってらっしゃったような、いらっしゃらないような。

 そんな風なことをお聞きしかした、、、か???

 

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

Wikipedia

 

『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。)

『パイドロス』プラトン著 13 (ソクラテス「政務委員会により議決されたり」とか「民会により議決されたり」批判 / 現在「専門家の意見を参考にして「専門者会議を元に」)

 

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『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。)

2021-05-08 | 哲学

ドバイ空港

 

 

 

『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。

P.84-85

ソクラテス

 おお、親愛なるエロースよ、異常が、私たちの力の許す限り、できるだけ美しく、できるだけりっぱに作りました取り消しの詩(パーリノディーアー)、これをあなたに捧げて私たちの罪を償うことにいたします。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。

 ------ともあれ、先のことはお許しくださり、この度の物語を喜(よみ)したまいて、優しいみこころと深い情により、決してあなたからたまわった恋の技術を、お怒りのために取り上げてしまわれたり、不具にしてしまわれたりすることがありませんように。

 そして私が、美しい人たちの元で、今よりももっと大切にされることをお許しくださいますように。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 ・・・・・・・・。

 シュシアスを慕っているパイドロスもまた、もはや今のように、二つの道の間に立ってためらうことなく、ただ一途にエロースをmWざし、哲学的な談論に親しむことに、その生を捧げることでございましょうから。

 

 

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

Wikipedia

 

『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

『パイドロス』プラトン著 12 (パイドロスのために、一種詩的は話し方をしなければなりませんでした。・・・・・不具にしてしまわれたりすることがありませんように。)

 

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『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

2021-05-08 | 哲学

(スクラテスで遊ぶ*写真は大和川で)

鳥か。

いや、鳥ではない。

なぜなら、あれは生魂をお持ち合わせていないのだから。

事実は流木である。

羽ばたきもしないし、ましてや、魚を取ろうともしない。

ただ意識なくして水に身を委ねた二個の流木がタッグを組み、鳥の姿に似せているだけである。

よって、このことから、鳥の姿に見えるあのものは、魂を持つ鳥ではないということが言えよう。

さて、写真のものが鳥でないことについては、これでじゅうぶんに語られた。  乱鳥:ソクラテスで戯れる

 

 

 

 『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

P.63

アドラステイアの掟

アドラステイア

 アドラステア (Adrastea) アドラステイアー -  ギリシア神話の女神。

 

アドラステイアー(古希: Ἀδράστεια 異称:アドラステイア、アドラステア など)

 ギリシア神話の登場人物。2人いる。

 

アドラステイアー

 ゼウスとアナンケーの娘

 その名前は「逃れられざるもの」の意味であり、時にネメシスと同一視された

 

ネメシス

 ネメシスは、ギリシア神話に登場する女神である。

 人間が神に働く無礼(ヒュブリス)に対する、神の憤りと罰の擬人化である。

 ネメシスの語は元来は「義憤」の意であるが、よく「復讐」と間違えられる(訳しにくい語である)。

 擬人化による成立のため、成立は比較的遅く、その神話は少ない。

 主に有翼の女性として表される。『パイドロス』

 

ネメシス

 ヘーシオドスの『神統記』ではニュクス(夜)の娘とされる。

 ゼウスはネメシスと交わろうとしたが、ネメシスはいろいろに姿を変えて逃げ、ネメシスがガチョウに変じたところゼウスは白鳥となってついに交わり、女神は卵を生んだ。

 この卵を羊飼いが見つけてスパルタの王妃レーダーに与え、これからヘレネーとディオスクーロイが生まれたとされる。

 ただしゼウスがこのとき白鳥となって交わったのはレーダーであるという伝承もある。

 ニュンペーのエーコーの愛を拒んだナルキッソス(ナルシス)に罰を与えたのはネメシスであるとされる。

 

ネメシス

 ネメシスのもっとも知られた神殿はアッティカ北部のラムヌースにあり、ペイディアースの刻んだ神像があった。

 ここでのネメシスはアルテミスに似た性格の女神とされ、ラムヌースの女神とも呼ばれた。

 またボイオーティアではアドラーストスが始めたとされるネメシス・アドラステイア(遁れることの出来ない者)

 すなわち必然のネメシスの崇拝があった。

 ギリシア悲劇においては、アーテーやエリーニュスらと似たような役割、神罰の執行者としてしばしば言及される。アテーナイではネメシスの祭、ネメセイア(古希: Νέμεσεια)が行われた。

 これは十分な祭祀を受けなかった死者の恨み(ネメシス)が、生者に対して向かわぬよう、執り成しを乞うことを主な目的とした。

 スミュルナで崇拝されたネメシスは、二つの姿をもつものとされ、アルテミスよりアプロディーテーに似た性格の女神であった。

 この二重性の起源は不詳であるが、ネメシス自体の性格の二重性(復讐をなだめる恩恵をほどこす側面と、呵責のない復讐者)あるいはスミュルナの市が新旧二つの部分からなっていたことの反映であるとも推測される。

 

 

 

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

Wikipedia

 

『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

『パイドロス』プラトン著 11 (ことばmemo アドラステイア アドラステア (Adrastea)  アドラステイアー / ネメシス )

 

 

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『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

2021-05-08 | 哲学

 

 

 『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

 

P.56-58 ソクラテス

 魂は全て不死なるもの、常に動いてやまぬもの

    ↓

 自己自身で動かすもの

    ↓

 動の源泉、始原

    ↓

 資源とは、、、

    ↓

 他方は必然的に滅びることがないもの ???

    ↓

 資源がなければ、他のものも生じない

    ↓

 もし、資源があるものから生じるとすれば、始原でないものからものが生じるであろう。

    ↓

「始原」 の話が長く続く・・・・・・・・・・・

    ↓

 さて、自己自身によって動かされるものは不死であるということが・・・・・・・・

    ↓

 ・・・・・・・・・・・

    ↓

 自分で自分を動かすものというのが、すなわち魂にほかならないとすれば、魂は必然的に、不正不死のものということになるであろう。

    ↓

  ページをめくり、

  P.59

    ↓

P.58-59 

 さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。に続いては、

ソクラテス

 魂の本来の相(姿)について、語らねばならない

    ↓

 ・・・・・・・・・・・

 ・・・・・・・・・・・

    ↓

魂の似た姿を、羽をもった一組の馬と、その手綱を取る翼を持った騎士と想像する。

    ↓

神々の場合は血筋から言っても良いものばかり(本書による)

神以外においては、善いものと悪いものとが混じり合っている(本書による)

    ↓

我々人間にとっては、駆者の仕事はどうしても困難となり、厄介なもの

    ↓

一体どのようなわけで、生けるものが「死すべき」とか「不死なる」と呼ばれるようになったのか。

    ↓

姿を変え、宇宙ウィくまなく彷徨う。

    ↓

しかし、我々は、髪を見たことがない。

    ↓

何か不死なる生き物という形で、すなわち、魂をもち、しかも永遠に結合したままでいるものよいう形で、その姿を作り上げる。

    ↓

しかしながら、こう言った事実はいかにあるのか。

どのように、語られるべきか。

    ↓

神の御心のままに委ねるがよい。

    ↓

我々は今度は、なぜ魂から翼が離れ落ち、失われるかという理由を理解することにしよう。

  ・といい、「翼」の話に移る

  こうしてソクラテスの話し言葉は次々に展開し続く。

 

 古代のようロッパにせよ、現代のイスラム教徒たちにせよ「神の御心のままに委ねるがよい。」「神のみぞ知る」という言葉を度々使う。

 イランやエジプトでは、イスラム教の派閥は違うが、日常的に「神のみぞ知る」という言葉を多用していたことを思い出す。

 

 

  参考

『パイドロス』

 プラトン著 

 藤沢令夫訳

 岩波文庫 青01−5

Wikipedia

 

『パイドロス』プラトン著 1 (ソクラテスがパイドロスと出くわすところから話は始まる。「やあ、パイドロス、どこへ?そしてどこから来たのかね」)

『パイドロス』プラトン著 2 (パイドロス 「ケパロスの息子のリュシアスのところから来ました。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 3 (パイドロス 「アクノメスの言に従って、大道を闊歩(かっぽ)することにしています。・・・・・・・」)

『パイドロス』プラトン著 4 (パイドロス 「自分を恋しているものより、恋して無い者こそ、むしろ身をまかせるべきであると」ソクラテス「おお、心けだかき男よ!」)

『パイドロス』プラトン著 5 (パイドロス 「われ、汝に誓う」ソクラテス「さらば、調べ高きムッサの神たちよ、いざ、われをみちびきたまえ。」)

『パイドロス』プラトン著 6 (ソクラテスの言葉memo 「ニュンフ」(ギリシア神話:精霊あるいは女神)「ディテュランボス」(古代ギリシアの讃歌の一種))

『パイドロス』プラトン著 7 (ソクラテス P.40-41:安部公房氏の「弱者への愛には、いつも殺意がこめられている」を思い浮かべる。)

『パイドロス』プラトン著 8 (ソクラテス 「よわい同じからざれば、たのしみも同じからず」・・・・・・・・・・飽きが来る)

『パイドロス』プラトン著 9 (ソクラテス 「魂は全て不死なるもの」→「さて、魂の不死については、これでじゅうぶんに語られた。」

『パイドロス』プラトン著 10 (ソクラテス 「魂の本来の相(姿)について、語らねばならない」→「神の御心のままに委ねるがよい。」(イランなどでは、「神のみぞ知る)」

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