乱鳥の書きなぐり

遅寝短眠、起床遊喰、趣味没頭、興味津々、一進二退、千鳥前進、見聞散歩、読書妄想、美術芝居、満員御礼、感謝合掌、誤字御免、

京都のいけず石  (マスコミの安直な取り上げ方に首をかしげる)   写真は、花見小路にて

2023-01-06 | お出かけ

いけず石

 

 

 京言葉で「意地悪」という意味の「いけず」という言葉がある。

「これ以上先へ行けない」という意味の「行けず」など、諸説ある。(ウィキペディア引用)

 

 

 

 千年の古都・京都にはいろんな文化がありますが、あまり喜ばしいと言えない文化のひとつに「いけず石」があります。

 これは、平安時代に牛車や荷車が都の通りを往来していたときに、町に住む人が私有地に入ってこないよう、防御用の石を玄関先や四つ辻に置いたものがその発祥です

   (googleより)

 

 

 主に狭い路地や曲がり角に建つ住宅等の敷地の角や端に設置される漬物石~ひざ下程度の大きさの石で、車両の進入による塀や外壁などへの接触・損傷を防ぐ。

 全国各地でみられるが、特に京都市内には数千個のいけず石があるとされる。

 町が碁盤目状に形成されており、道が狭く曲がり角も多いことから、車両による家屋への接触事故に対する自衛手段として、また事故による揉め事を事前に回避することが遠回しに言い対立を避ける京都の流儀にかない、普及したとみられる。(ウィキペディア引用)

 

 

 牛車や荷車が往来していた平安時代、私有地への侵入を防ぐため、防御用の石を玄関先や四つ辻に置いたことが始まりといわれる。

 現在の様式は明治以降に普及したとのこと。(ウィキペディア引用)

 

 上に、牛車や荷車が往来していた平安時代、私有地への侵入を防ぐため云々とあるので『年中行事絵巻』(日本絵巻物大成8 中央公論社)を調べて見たが、本書における本絵巻物の中に「いけず石」は認められなかった。

 

 上にもあるように、いけず石」は京都だけではなく、他のチホプでも度々見ることができる。

 私は現在奈良に住まいいたすが、奈良でも「いけず石」を多く見ることができる。

 マスコミが「いけず石」を京都の意地悪い部分のように取り上げ、穿って広められているのはあまりにも浅はかである。

 京都のみならず各地での石の置かれている状態を冷静に見ればわかるが、細いドジであったり、どんつきの家であったり、角っこ出会ったりと、車などが衝突しやすい場所や家の必要箇所に置かれていることが多い。

 公道に置かれる場合もあるが、あまりにも衝突されやすい場所や家は、安心のために石でガードといった自己防衛は、マスコミが取り上げるような「いけず」(意地悪)ではなく必要不可欠とも考えられる。

 私は京都中心部で生まれ育ったが、私の家の周りには置かれてなかった。

 時々見るガードのための石を「いけず石」と呼ぶと知ったのは、ここ最近のTVネタであった。

 また、奈良でも家の角っこの石を見ることが大変多い。

 京都では「いけず」(意地悪)であり、奈良では「自己防衛」なのかと一人ほくそ笑み、加えてマスコミの安直な取り上げ方に首をかしげる鳥である。

 

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京都 花見小路  (4景)

2023-01-06 | お出かけ

京都 花見小路  (4景)

 

 2022年師走晦日近くになって、花見小路に行きました。

 以前ほどは写真撮影禁止の看板などがへりましたが、観光客は随分少なかったです。

 

 お茶屋さんなどの本音としては、観光客は減った方がいいという意見もあるらしいのですが、これだけ観光客が少ないと、なんだか寂しい気が致しました。

 

 

 

 

 

 ここの路地は、撮影禁止です。

 私は路地の中には入らず、大通りから少し覗くだけに致しました。

 (外からは景色としての写真は撮っていいでしょう、、、?という短絡的判断の鳥)

 

 上に「路地」と書きましたが、京都弁では「ろうじ」と言います。

 しかし「ろうじ」とインプットすれば、「路地」は出てきません。

「ろうじ」と入れると、全くこといなる語が出てまいります。

 京都では「ろじ」が「ろうじ」であるように、語彙真ん中や言葉尻が若干長い傾向にあります。

   すいませぇん。おばちゃぁん、こんにちはぁ。

 から始まり、

   おやかまっさんどしたぁ。(おやかましゅうございました=お邪魔しました)

みたいな、そんな感じです。

 

 

 

 これがTVでささやかれている、京都の「いけず石」です^^

 いけず石はまた別の機会に触れることにしましょう^^

 

 

 
 
 
花見小路通」は、京都市に南北に通っている通りの1つ。
 
 北は三条、南は建仁寺を結ぶ約1kmの道で、小路の両側には寺社仏閣や伝統芸能に親しめるスポットなども立ち並んでいます。
 
 四条の南側、お茶屋が並ぶ祇園のエリアでは電線が埋め立てられ、昔ながらの京都の雰囲気を彷彿とさせる景色を楽しむことも可能です。
 
 (googleより)

 

 

 

 みなさま

 ご訪問誠にありがとうございます。

 感謝いたします^^

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八坂さん(京都の八坂神社)にいってまいりました。  (八坂神社から見た京都の景色あり)  (4景)

2023-01-06 | 神社仏閣・祭り

 

 

 

 年末の事。八坂さん(京都の八坂神社)にいってまいりました。

 ここは父に度々連れてもらった思い出のある場所です。

 私の場合、ここを訪れる度にほっこりし、リラックスします^^

 

 

 

 

 

 

 八坂さんから見た京都の景色

 

 

 

八坂神社

〒605-0073  京都府京都市東山区祇園町北側625

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漢字ミュージアム (漢字ミュージアムから眺める京都の光景 有り)  京都市東山区祇園町(3景)

2023-01-06 | 美術・文様・展示物

 

 漢字ミュージアム (漢字ミュージアムから眺める京都の光景 有り)  (3景)

 

 

 漢字ミュージアムを見てまいりました。

 歴代の「今年の漢字」の展示は圧巻。

 また、一部ですが私が見たことのない辞書が並べられていました。

 

  亀甲文字は数少なく展示されていましたが、貴重資料はレプリカが多い。

 また、資料展示がすこぶる少なく、興味をそそるものはあまりありませんでした。

 いつもは最低でも二時間、長ければ五時間くらいかけて美術館や博物館を回る私ですが、せいぜい15分で会場を後にし、場違いであったとほくそ笑むこの上ないし、といった心情に襲われました^^

 子供と一緒に行き、ゲーム感覚で展示場を見るのは良いかもしれないと思いました。

 

 漢字ミュージアムから眺める、慣れ親しんだ京都の光景だけが心に残りました^^

 

 

 

 

 

 漢字ミュージアムから眺める京都の光景

 

 

 

 

漢検 漢字博物館・図書館
〒605-0074 京都府京都市東山区祇園町南側551番地 (京都市元弥栄中学校跡地)
見学時間の目安 90分
開館時間 9:30~17:00(最終入館16:30)
休館日 月曜日(休館日が祝日の場合、翌平日に振り替え)

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『古今和歌集』九 「巻第八 離別歌」93〜103頁   角川文庫

2023-01-06 | 和歌、短歌

『古今和歌集』九 「巻第八 離別歌」93〜103頁   角川文庫

 

巻第七 離別歌から一首

 

   人のうまのはなむけにてよめる  きのつらゆき

をしむから こひしきものを白雲の

   たちなむのちは なに心地せむ

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第八 離別歌」93〜103頁

 

 

 皆さま

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 感謝いたします。

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『古今和歌集』八 「巻第七 賀歌」88〜92頁   角川文庫

2023-01-06 | 和歌、短歌

『古今和歌集』八 「巻第七 賀歌」88〜92頁   角川文庫

 

巻第七 賀歌から二首

 

   もとやすのみこの七十(ななそじの賀の、うしろの屏風によみてかきける

             紀貫之

春くれば やどにまさづく梅の花

   君がちとせのためし君ににはじめむ

 

   内侍のかみの、右大将藤原朝臣の四十(よそじ)の賀助ける時に、四季の絵かけるうしろの屏風にかきたりけるうた

             そせい法し

春日野の わかなつみつつよろづ代を

   いはふ心は 神ぞしるらむ

 

 

 

 

 

『古今和歌集』

 角川文庫

 昭和51年

 438頁

「巻第七 賀歌」88〜92頁

 

 

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