初代中村萬壽、6代目中村時蔵、5代目中村梅枝三代襲名披露 大阪松竹座「七月大歌舞伎」開幕
大阪松竹座の夏の風物詩「七月大歌舞伎」が3日、同劇場で開幕した。
昼の部は「小さん金五郎」、舞踊「藤娘」「俄獅子(にわかじし)」、初代中村萬壽襲名披露狂言「恋女房染分手綱 重の井」。
夜の部は「義経千本桜」、「汐汲(しおくみ)」、6代目中村時蔵襲名披露狂言「八重桐廓噺(くるわばなし) 嫗山姥(こもちやまんば)」で、26日まで歌舞伎ファンを沸かせる。
今回は「萬屋」三代の襲名披露公演。昼の部では舞踊「俄獅子」で、江戸の芸者・およしを6代目中村時蔵が華やかに舞い、大きな拍手を浴びた。
「恋女房染分手綱 重の井」では、初舞台となる5代目中村梅枝が、祖父の初代中村萬壽とともに親子の悲劇を熱演。
生き別れた息子・三吉(梅枝)が母・重の井(萬壽)に泣きつく場面や、断腸の思いで別れる場面では「萬屋」の大向こうが飛び交った。
(以上、2024年7月3日 報知新聞より)
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