トルコ
映画『白雪姫殺人事件』4,1★/5 2014年 監督 中村義洋 脚本 林民夫 原作 湊かなえ 井上真央 綾野剛 菜々緒 貫地谷しほり 生瀬勝久 他
映画『白雪姫殺人事件』を見ました。
始まってすぐにネットで無責任で興味本位な内容が拡散されていく様子が目に移る。
始まって初っ端にサイロ鮮やかな目を引く殺人事件が画面にうつる。
滅多突きされたしたいは残酷にも燃やされていた。
火を放たれたしたいを話題にネットでは多くの言葉が飛び交う。
白雪姫か
いや、シンデレラだろ。
無責任な言葉とはいえ、
いや、シンデレラ(灰担ぎ姫 サンドリヨン)だろ。
という言葉には、笑ってしまった。
私もいささか不謹慎ではあるが、映画なのでご容赦願いたい。
この映画は殺人事件そのものよりも、
*無責任なネット拡散
*一部を捉えて思い込みが広がり事実としてこじつけ伝える悪意無き一般庶民
*悪意無き一般庶民の魔女狩り的な無意識の発想
*伊津部を都合よくつなぎ合わせて編集したマスコミ
*事実に反する一方的なマスコミ報道による甚大なる冤罪被害
*冤罪で人を陥れ、一歩間違えてバイト胃さえ奪う危険性
*事実が判明した時の、マスコミや悪意なき人間の無責任さ
*教師の、子供のその後の生き方までをも傷つける、無神経な言動 他多く
など事実に基づいたであろう上記内容が私としては空恐ろしかった。
この映画は井上真央と綾野剛と貫地谷しほりが出演ということだったので見てみた。
アップテンポでネットの書き込みをも使い淡々と進められていく筋書きが面白かった。
今回印象に残った出演者は、井上真央 綾野剛 菜々緒 貫地谷しほり 生瀬勝久プラス 吉田羊似の犯人であった女優。
特に井上真央がいつもと違う暗い表情で演じておられたが、後半、彼女の良さが出てきて安堵感を覚えた。
最後のヘロヘロになり、物事(井上真央)を認識できないまでものスコミ報道の怖さを知った綾野剛。
井上真央の暗さのない人が変わったような運転のブレーキさばきに加え、
「きっと、いいことあるよ(要約)」
との言葉は印象に残る。
今回も簡単な記録だけで失礼致します。
2014年
126分
監督 中村義洋
脚本 林民夫
原作 湊かなえ
主題歌/挿入歌 芹沢ブラザーズ
出演者 井上真央 綾野剛 菜々緒 金子ノブアキ(金子統昭) 小野恵令 奈谷村美月 染谷将太 蓮佛美沙子 貫地谷しほり 生瀬勝久
データーベースより
あらすじ
国定公園・しぐれ谷で誰もが認める美人OLが惨殺された。全身をめった刺しにされ、その後火をつけられた不可解な殺人事件を巡り、一人の女に疑惑の目が集まる。彼女の名前は城野美姫。同期入社した被害者の三木典子とは対照的に地味で特徴のないOLだ。テレビ局でワイドショーを制作するディレクター・赤星雄治は、彼女の行動に疑問を抱き、その足取りを追いかける。取材を通じてさまざまな噂を語り始める、美姫の同僚・同級生・家族・故郷の人々。「城野さんは典子さんに付き合っていた人を取られた・・・・・・押さえていたものが爆発したんだと思う、あの事件の夜」「小学生の頃、よく呪いの儀式をやってたって。被害者の殺され方が呪いの儀式と同じでしょう?」「犯人です、間違いありません!」。テレビ報道は過熱し、ネットは炎上。噂が噂を呼び、口コミの恐怖は広がっていく。果たして城野美姫は残忍な魔女なのか? それとも──。
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