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110:『日本絵巻物全集 別冊 2』から「八幡縁起」影印(サンフランシスコ・アジア美術館像) (2枚)
八幡縁起 サンフランシスコ・アジア美術館像
角川 日本絵巻物全集別巻2
昭和56年
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今回は題名の記録のみとします(^^)
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途中 細男(せいのう)を舞う場面があった。
「八幡縁起」では顔に布をつけてないように見える。
細男(せいのう)は海の中からでて来たのでさざえなどが顔についていて恥ずかしいので布で隠したと何かで読んだことがある。
春日若宮 おん祭りでは顔に布をかけて鼓をたたいて舞われる。
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春日若宮 おん祭り お旅所祭 細男(せいのう)奉納 (5+1枚)奈良 春日大社にて
また新たな興味深いお話をありがとうございます。
八幡縁起の八幡とは、全国各地にある八幡神社の八幡様のことでしょうか。
顔にサザエなどがついていて、恥ずかしいから
隠しているとは!
昔の物語とは、ユーモラスでありまた残酷な場面もありととても面白いものですね。
ふと思い出したのですが、講義があまり真面目で退屈だと学生が寝てしまうので
30分に一度は面白い話をしているという教授のことをおもいだしました。
文字の読めない人の方が圧倒的に多かった時代に
こうした話は、とても興味をそそるものだったと思います。
先日の棒振りに赤毛のかつらやお面のようなものも
どこか異国情緒を漂わせているような・・・
Ranchoさんのように、由来や意味をご存じだと
こうした神事やお祭が一層面白く感じられることでしょう。
(いつも質問ばかりで、申し訳ありません!
面倒な時は、聞き流してくださいませ。)
先日の話しですが,こちらに書かせて下さいね
>送り火を皆で順に飛び越えたりします。
これはどこでもあることなのでしょうか。
京都の中京区辺りでは聞いたことがありません。
日本では知らないのですが、イランでは正月(もとはお盆と同じ意味ともいわれている方もいらっしゃいます)を迎える前の十二月に火を飛び越えると言ったことがあります。
拝火殿では火は神聖なものとされているので,普通の道で行われるようです。
「八幡縁起絵巻」解説(宮次男)
我が国の神社で,八幡宮の名を持つ神社は全国に存在し……その信仰はきわめて広く行き渡っている。
八幡縁起絵巻は,その祭八幡神の神を描く絵巻。
しかし内容は八幡信仰の生成に基づく史実を踏まえた縁起ではない。
説話的要素が濃厚(成立は中世)
八幡縁起とよばれるものに「宇佐神宮八幡宮弥勒寺建立縁起」「宇佐大神宮縁起」「宇佐八幡縁起」がある。
これらは漢文縁起で絵もともなっておらず「八幡縁起絵巻」と直接の結びつきは考えられない
…と,ありました(*^^*)
綾傘鉾の棒振りは、鉾の方の説明では厄払いしながら前に進むと言っておられました。
綾傘鉾の面などについては知らないのですが,おそらく綾傘鉾が持たれ壬生狂言(壬生寺)に関係のあるものなのでしょうか?
赤熊(しゃぐま)をかぶっておられるととありましたが詳しくはわかりませんm__m
綾傘鉾で公開しておられる面は重厚で素晴らしいですが,意味を知らずごめんなさい。
棒振りはサルタヒコ大神からきていると考えられています。
「綾傘鉾のすがた」http://www4.ocn.ne.jp/~mibu/ayagasa/ayagasa.htmlによれば、【サルタヒコは天孫ニニギノミコトが中津国に降臨される際その道案内をされた国津神であり、日本各地の祭でその姿が見られる】とありました。
棒を振るという仕草は日本全国で見られますでしょう
いつも素晴らしい写真撮影をされておられますS様のページで知ったのですが貴重な神事「花田植え」では太鼓のバチを回したり放りあげたりされているようです。
歌舞伎の「六方を振る」は祭りや神事を芝居に形式化したもので、広義では棒振り踊りと動きが似ています。
「棒」は「杖」ともつながり、わたしとしてはなんだか「魔力」を感じてしまいます。
『古事記』をはじめ「杖」には色々なお話があるので注目しています。
また「傘」「笠」にも神が宿るとかいろいろな意味があり、面白いです。
「花田植え」「花笠音頭」「笠地蔵」の笠、中国やイランや日本の王や貴族の「傘」、ものすごく広げて「メリーポピンズ」
話しが鬘やお面から棒や傘にそれ、長文失礼いたしました。
暑いですね☆暑いのでお身体ご自愛下さいね!