前回のアカボシゴマダラからジャコウアゲハの孵化へ、連続で孵化の生態写真です。
去年は全く撮れなかったのに、重なる時はこんなもんですね。
ところが、ウマノスズクサの撮影し易い位置に卵が産み付けられた葉を室内に持ち込んでおいて、8時半から早めの仮眠をとり、2時間後に目を覚ましたら…。
既にこんな状態(孵化終了)になっていました。(写真は孵化後5時間程経ったものです。)
まあ、よくあることなんですけどね~。(/_;)
でも、もう一個あるから…と気を取りなおして待機しましたが、何とこの卵(右側の)いつまで待っても孵化しない、孵らずの卵だったのです。
ベランダのウマノスズクサに残った他の卵は全て孵ったようなのに、準備していたヤツに限って…トホホ。
それでも、もしかしたら?と、もう一度葉を全部確認したところ、「あった~!!」葉裏の見難い場所に並んで産み付けられた卵が二つ。
最後の撮影チャンスが残っていました。
卵の色から見て、おそらく半日以内に孵化すると思われます。
でもこれって、もう一晩寝不足になるって事じゃないの??
…まっ、いいか~。(撮れればですが。)
では、根性を出して待ち、撮影した今日の結果です。
OLYMPUS E-M1 + M.ED60mm F2.8 MACRO + FL-600R(ディフューザー使用)
露出:ISO200 1/125 f 9 WB:とりあえず“昼光”で撮影(後で現像時に微調整予定)
10時50分 室内に持ってきて撮影待機になった最初の状態です。 少し焦げ茶色の頭部が透けて見えていますね。
22時02分 やっと卵を食い破り始めました。 この瞬間を逃さなければ、ほぼ成功です。
22時30分 ピョコンと頭が…。(ここまで約30分)
22時38分 やっと身体が全部抜けましたよ。(ご苦労さ~ん。)
22時41分 お腹が空いているらしく、即、お食事タイムです。
ここで2頭目の孵化迄には少し時間が開くと予想して、私は仮眠へ…。(ミスったらその時のこと、と割り切ることに。)
1時間半程寝て様子を見に行くと、丁度、卵の穴が広がったところでした。
0時41分 再待機から10分程後、頭を出したところです。
0時49分 Uターンして卵の所に戻ります。
01時03分 兄弟仲良くお食事タイム?
とりあえずこれで一段落です。
やっとゆっくり寝られます…(寝られるはずです…たぶん)。(^-^)
やはりアゲハ科の1齢幼虫はどれも見た目がよく似ているので、幼虫だけでは見分けがつきにくいですね。
このジャコウアゲハの蛹には『オキクムシ』なんて名前が付いています。(終齢幼虫→蛹 に訂正)
名前の由来は、蛹まで育ったら写真と共に紹介したいと思います。
では、おやすみなさい。 (-_-)zzz
あ~っと、寝る前にもう一つ。
前々回の『ジャコウアゲハがやって来た』で、生まれる時どうなるんだろう?という、まとめて産み付けられた卵がありましたよね。
あの卵が無事に孵ってこうなりました。
この手のイモ虫が苦手な方はパスしてくださいね。
孵化後、丸二日経った一齢幼虫(体長、約3mm)です。
何故かこの子達は団体行動が好きなようで…。
では改めて、Good Night!