MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

アゲハの孵化(ED90mm F3.5 Macro IS PRO)

2023年09月24日 | 昆虫

急に涼しくなりました。

エアコンを切ったまま、朝まで汗をかかずに寝られたのは何ヶ月ぶりのことでしょう?

 

さて、昨日の続きです。

一応 Macro 90mm の使い勝手の良さは確認出来ましたが、孵化の写真としてはとても納得できません。

そこで再度アゲハの卵を探しに、以前と同じ道端のミカンの木に行ったところ、また3個の卵を見つけることが出来ました。

ところが、またまたツイていないことが続き、帰り道の途中で1個が行方不明に。

卵に足が生えて逃げ出すはずも無く…、おそらく振動で葉から剥がれ落ちてしまったんでしょうね。

さて、これで残るは2個。

帰って撮影準備に入り卵を見ると、既に1個の方は孵化の兆候が出てしまっています。

しかしまたまた残念なことに、この卵、その一部が凹んでしまっていました。

おそらく孵化には問題ないと思うのですが、写真としてはいただけません。

おまけにこの凹みのせいで、幼虫が出口を下側に開けてしまい、これでは撮れても形が悪すぎて…。

24時頃まで粘りましたが、今回もボツに…。

 

次の日、いつもより大分寝るのが遅くなってしまったため、半分ボーッとしながら起き、残りの1個を見てみると…。

どうやらコイツも今日中には孵化しそうな雰囲気です。

さあ、今度こそ!

撮影機材:OM SYSTEM OM-5 + ED90mm F3.5 IS PRO + FL700WR(フラッシュ)

9月22日 05時46分   ISO200  1/125  F22

次からは時間を追って卵の変化の様子を並べてみました。

幼虫が、中の液体を飲んで(食べて?)卵内の空洞が広がっていく様子が解ると思います。

23時前になってやっと殻に穴が開き始めました。

この幼虫君、ここからが早かったです。

過去の経験から、2枚目から3枚目はもう少し時間がかかると思っていたのですが…。

出来れば頭だけ出した状態を撮りたかったんですよね~。

9月22日 23時05分   ISO200  1/125  F22

全身が出ました。(体長 約2.5mm)

これで孵化成功!

9月22日 23時21分   ISO200  1/125  F22

しばらく休んでから、殻の所に戻ります。

9月22日 23時24分   ISO200  1/125  F22

生まれて初めてのお食事は、自分が入っていた卵の殻です。

この幼虫はお食事がゆっくりなので完食まで付き合えず、24時を回ったところで私は終了。

 

朝になって覗いてみると…。

9月23日 7時23分   ISO200  1/125  F22

これはミカンの葉を食べているところです。

身体も黒く、少しだけ大きくなったように見えます。

久し振りの羽化撮影にはツキにも見放されて苦労しながらも、何とか一つは残すことが出来ました。

 

ED90mm F3.5 Macro IS PRO に関してはF22迄絞って使ってみましたが、解像度的にも問題無さそうですね。

やはり以前の60mmに比べて被写体までの距離がとれるので、フラッシュの光も回し易く使い勝手の良さが感じられました。

屋外でトンボの複眼を撮る時などは、MC-14 or MC-20 を併用すればより使い易いかもしれません。

 

暑い暑いと思っていたら、もう10月になってしまいそうなので、この後はしばらく昆虫撮影にウェイトを置いてみようか?と思っています。

 


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