MOS-YANの自然観察日誌

身近な自然を探したら…

OLYMPUS E-M1X + LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3 『令和』最初の昆虫撮影

2019年05月08日 | 昆虫

今日はカワセミから離れ、今シーズン、いや『令和』初の昆虫撮影です。

シーズン初なので、撮影と言うより状況把握のための“様子見”と言った方が良いかもしれません。

機材はもちろん前回までのカワセミ撮影に続いてOLYMPUS E-M1X + LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4-6.3を使います。

ここ“狭山丘陵”をホームグラウンドにしている“虫友”のTさんに付き合ってもらって、近場を一回りしてみました。

するとさすがに5月、数は多くありませんが、お馴染みの蝶たちが舞っています。

 

ここでなんと!このあたりでは初めて見る蝶に出会ってしまいました。

今まで撮ることが出来たのは、石垣島と榛名山だけ。

それもカブリ無しで翅が完璧な個体をじっくり見るのは初めてになります。

幸いにもこの『アオバセセリ』君(おそらく雄の個体だと思います)、吸蜜に忙しいらしく、逃げる気配がありません。

ただ風が強く、吸蜜中のハルジオンが揺れてシャッターが押せません。

逃げる気配が無いので、Tさんにハルジオンを押さえてもらって、何とか撮影成功!

11時13分 都会では滅多に見られない大型のセセリチョウ『アオバセセリ』です。 ISO500  1/1000  f/6.3  焦点距離:150mm

11時15分 殆どのセセリチョウは茶色ですが、この蝶は美しい青緑色にオレンジのワンポイントです。 ISO500  1/1000  F/6.3

VRIO-ELMAR 100-400mmが簡易マクロレンズとして使えるかどうか確認のために拡大して見ましょう。

う~ん、これなら私的には十分合格点をあげられると思います。(2000×1500pixでトリミング)

換算値800mmまで使えて手持ち可能ですから、これは予想以上に使えるレンズではないでしょうか。

 

次も久しぶりに見たツマキチョウです。

11時22分 名前の“ツマキ”は雄の翅端が黄色いことからこの名前が付いています。 と言うことでこの個体は“雌”ですね。 ISO500  1/3200  F/6.3

 

この蝶には思い出がありまして、数年前、自宅のアブラナに産卵しているところを偶然見つけました。

でも、まさかツマキチョウが来るとは考えもしていなかったので、「翅がボロボロのくたびれたモンシロチョウが卵を産んでいる」と思っていました。

丁度、モンシロチョウの生態を撮る予定だったので、そのまま卵は孵化させて観察を続行。

2齢幼虫になってモンシロチョウには無い白いラインを身体に見つけ、そこでやっとこの幼虫がツマキチョウだと気づいた次第でした。

幸いにも3個の卵の内2個は10ヶ月後、無事、雄雌の蝶に羽化してくれました。

 

そんな訳で、今日は状況把握どころか大満足の結果になりました。

これで今年はツイてる年になるかな?

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