「介護録」とユルユル日記

介護終了、ブログタイトルかえました。

ご挨拶

2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。

介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。

今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。

タティング

タティングは↓こちらに 写真をアップしていくことにしました。
お暇が出来たらのぞいてやって下さい。
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続・デイサービスの閉鎖

2008-10-17 | ●介護録(~2015.2月)
今日、デイの主任に説明を受けた、閉鎖理由は…

「赤字。一軒家という設備上の限界」

赤字については……今に始まったことではない。独立採算でもない。少人数制で黒字にするって多分難しいと思う。
そういうことは想定して始まったはず。ニーズある限り「やる」と聞いていた。

一軒家ゆえの限界……初めから住宅街で自分の家のような雰囲気でというコンセプトで始まったこと。
バリアフリーでないから車イスの人を受け入れられないとか、トイレが一つだから不便とか、それを閉鎖理由として語られても理屈に合わないと思ったのではっきりと、「納得がいかない」とは言わせて貰った。

小規模多機能の先駆的な感じでもあった「うららか」は、小規模多機能「はるか」が出来たときに、やはり消える運命だったのだろう。

だったら……
「うららか」利用者はそのまま「はるか」へ…場所が変わるけど今までと同じ扱いでデイサービス可能…というならいいんだけど。

結局、私たちは、あちらの都合で、また一からサービス探し。

主任は言わなかったけど、私はやはり、昨日の記事にも書いたように、新しく老人ホームを運営することになったのが契機だと思う。
人員の確保、事業整理…ということになったのだろう。
一番小規模なところ…ターゲット。

利用者のことは二の次なんだよ。ビジネス。

「うららか」のスタッフは、利用者のニーズに応えようといろいろがんばっていたと思う。
本来介護保険制度では×のこと…
例えば、我が家なら、午前中であれば遅くなっても迎えに来てくれたり、6時まで延長もやってくれた。
独居なのか、老々介護なのか忘れましたが、そういう方が風邪で休んだら、お弁当を持って訪ねたりしていた。

出来ることなら、利用者のニーズに応え、小回りのきく、うららかのようなデイが増えて欲しかった。
本来、福祉は「個別のニーズにこたえる」ことが理念のはず。
相手が「人」である限り、画一的にサービスを提供することは無理なのだ。

ところが……
介護保険は、規定だのなんだのと縛りばかりを作り、画一的に
「○○なら××」「□□なら△△」と決めつけ「○□の人」はどっちも当てはまらず、どこかでガマン、誰かが犠牲。
現場の人は「○□の人」にも対応したいし、工夫すれば出来るのに縛りがそれを邪魔する。
違反。監査。

保険導入前ならば…(以下、デイの主任の話から)
「措置費」をどのように使うかは施設の考え方しだい。
だから、「○□の人」にだってその状況に合わせてサポートが出来るということ。

(介護保険のメリットは、施設利用者を「顧客」という目でとらえるようになったことだといっていた)

利用者本位の介護サービス……

身体障害があれば、お出かけにヘルプはOK。
でも、認知症は体が元気で一人で歩けるからダメ。身体機能的に一人で歩けたって、自立して行動出来るわけではないのに。

現実を何もしらない人、制度作りから退いてください