ご挨拶
2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。
介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。
今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。
2014年12月7日をもって私の介護生活は終了しました。
介護中、このblogに毒吐きし、多くの介護仲間さんに助けられました。
過去記事を読むと穴があったら入りたい気分でもありますし、今とは考え方も違うところもあります
身勝手な独りよがりも多々ありますが、そんなあれこれも、介護中の方たちのデトックスに一役かえたらという思いから「介護録」として残しておくことにしました。
今後はユルユルと日常をつぶやきながら時に介護や認知症に対する思いを書いていこうと思います。
ここ最近、ガッツリとモノ減らしした。
そんな整理のさなかに、過去の日記というか雑記帳発見。
日記というかスケジュール帳というか…そうした手帳はとにかくグチャグチャに書きまくるほうだし、過去の分を読み返すことはないので一年たったら捨ててきたつもりだったけど
フリーに書きまくっていたノートが何冊か残されていた。
介護が始まって二年、三年……たった頃
その時のものをちょっとここに書き綴ってみることにしました。
…………………………………
()内は現時点での書き込み
2006年9月(徘徊、妄想、拒否、その他もろもろ行動障害満載の頃。介護度は2か3)
今日一日、二人だけで24時間
疲れて疲れて死にそう
頭ん中、ストレス物質で満杯な気がする。
(中略)
疲れ切った
この一日が悪夢のよう。
とても優しくなんてなれない。
自分を抑え、感情的にならないようにノロノロ、ヨタヨタ、やっと一日を過ごした
もうヤダ、もうダメだと何度も思った。
一日中、ストレスの海の中
だから今日の私は
優しく、心穏やかに介護している人たちのことを
「きっとその人たちは私より介護力があって、被介護者は私の母と違って、徘徊がなくって、妄想があったにしてもごまかしを受け入れてくれるタイプなんだ」
と思う事にした
(この頃、介護経験談の本などは美談が主流だったし、個人のHPなどもヨイ事が多く書かれていた)
そして不甲斐ない自分を守ろうとした。
「だって、うちの母は徘徊するし、一日中妄想でハイテンションだし、Aと言ってもBと言っても逆のこと言うし
適当な返事では納得しない。一日相手したら疲れるの当然。言葉が荒くなっても仕方ないでしょ。もう私の介護力はこの程度なんだから」って。
これでも一応、頑張った一日なんだ。ガンバッてこの程度。ホント疲れた。
「頑張らない介護」ってよく言う。
一人で抱え込んでガンバリ過ぎるなという意味だろう。適当に手抜きしてそれでいいんだよって。
それも正しい介護の道。
でも、私はこの言葉に乗り切れない。
介護はガンバラナイと出来ないことだと思うから。
「認知症の母と暮らす」だけで、すでに「ガンバリ」は必要なんだもの
必要以上に頑張りたくなはないけれども
頑張らにないで出来るほど介護は甘くない。
屁理屈だけど、「それなりに頑張る介護」のほうがピンとくる
頑張らない介護もいいけど、頑張る介護も応援してほしいと思うナ
だってやはり介護はガンバラナイと出来ないから、
ガンバッテ介護しているのに「頑張るな」って言われたら
否定されたような、責められていような気がする
手抜きしないとダメでしょ…とか
一人で抱え込んで…とか
ガンバリ過ぎてはダメ…とか
あ、なんか全部責めてる?私、悪いことしてる?……って思った事あったっけな~~
第一、手抜きして……という人が、代わりにやってくれるわけじゃない
実際思った事がある
「あの…じゃ、今、私が○○を手抜きしたら、それ、誰がやるの?」って。
口には出せなかったけど
現実ってそんなもんだよ。
徘徊してる母、手抜きだーって無視したらどうなる?
迷子→警察→説教
困るの自分
難しいのだ、現実は
心のバランスは
弱音吐きたいじゃない、やっばり
でも、そうすると、施設入れなさいっていわれるから
愚痴も言えなくなる
現状維持で在宅希望でも、愚痴を言いたい時ってあるのに…
ホントにギブアップしたら愚痴なんて吐かずに
もう無理だとストレートに言うよ
白旗上げるから
そうじゃなくて、ちょっとだけ弱音を吐きたいんだ
…………………………………………
…と書きまくって、この日を終えたみたい。
書くと楽になる。
少しは。
ブログに書くこともそう。
特に、誰かが読むと思うから、 言葉も選ぶし
頭を使って文章を考えているうちに、イライラとか怒りが整理される
最近は、あまり介護の愚痴は書いてない
介護日誌は軽くつけているけど、記録みたいな感じで、私のグタグタな思いは書かない
2006年当時に比べれば進行したけど、問題行動は減少しているから
コントロールしやすくなっているのだと思う。
手は掛かるけど、精神的苦痛は少ない
何しろ、知的活動はほとんどしてません…と言われる脳だもんね。
でも、話くらいちゃんとしたいわ…
けど、話がしっかりしているとそれはそれで苦痛なのも知っている……