少し前、NHKの番組内で介護認定の項目が変わったことをやっていた
認知症に関わる調査項目が確か7つけずられた
例えば、不潔行為とか異食に関すること
そして、この番組で強調して伝えられていたのが
食べたのに食べてないと何度もしつこく催促する→ヒドイ物忘れがある
しつこく催促しない→ヒドイ物忘れはない…になるということ
ビゴ母、記憶力なんかもうナイも同然だけど
食事に関して↑のようなことはないのでヒドイ物忘れはないって判定される
(実際には、調査員に項目判定とは別に、話したり書いたモノを渡したり、医師の意見書もあるわけで、単純に判定されないと思ってはいるけど)
そして、北海道ローカル番組内でも介護の特集があって
■自分で服の着脱は出来るが、季節に合ったものを着られないので家族が渡す
■普通食だとむせるので、家族がとろみをつけている
このいずれもが、「介助ナシ」とみなされる…といっていた
介助ナシとは、自立しているという意味だよね?
夏にセーターを着るかもしれない、でも自分で着られるならそれでいい?
介助ナシと判定し自立だっていうなら、ほっとくよ
そしたら、介護放棄とか言うんでしょ
周りの人だって「自立だからいいんですよね~」なんて思ってくれないよ
夏なのにオカーサンがセーター着てる、娘さん、一緒に暮らしてて何してるんだろ?
…って思われ、ちゃんと介護してないって言われ……
認知症はいつもそう
車いすなら、無条件に要介助でヘルパーさんOKだけど
認知症は自力で歩けるから介助必要ナシにされる
どこに行くかわからないから目を離せないのにヘルパーも使えない
そして、介護報酬3%UPのための改定
うちの場合、デイは一日6円の自己負担UP
これが職員に繁栄されるなら6円くらいのUPは受け入れる
しかし、現実には……番組に出演していた介護職の人は常勤の方で月2000程度、非常勤の方は時給20円UPと言っていた
確か、一人あたり2万くらいのUPになる…って桝添さん、言ったよね
それに、そのための財源が利用者の自己負担UPだなんて
うちのように6円UPくらいはいいと思うけど
要支援はUP率が高いようで、番組で紹介されていた人は
訪問リハビリ1回5000円→6000円、やむなく回数を減らしたといっていた
母が認定を受けた時は介護保険があってよかった~と思ったよ
介護保険のないアメリカの現状を本で読んだりしたのでなおのこと
でも見直すたびに悪くなっていく……
母が以前お世話になっていたK苑の職員が言ってたワ
「介護保険以前は措置費が国からおり、それをどのように使うかは施設の自由
施設のやる気さえあればいろいろなことが出来た」
今は、利用者のニーズあり、施設側も出来る状態……なのに制度が阻止する
矛盾を感じる
本当に手が欲しい人のところに手が届かない介護保険ですよねぇ。
家の叔母は食べていないのに食べた!という世間一般とは違うパターンの認知症だったから大まかに振りわけられても困るよねぇ。
在宅にしろとか国は言うけど介護者にだけ大変な部分を預けてお金を取るシステムがちゃんと機能していないよね。
頭でっかちな政策はいらないからもっと現実に即したものにして欲しいです!
老人人口減らしたい?
現実的じゃない改正ってわかってやってるんだろうしさ。
もう少しなんとかしてほしいよね
先日,ビデオHDDを整理していたら2年前小規模多機能施設が始まってまもなく放送があったNHKの福祉番組の録画が残っていたので改めて見てみたんだけど,ビゴさんのカキコと同じこと言ってた。
以前から実質は今の小規模多機能施設と同じことをやっている宅老所の施設長さんは,小規模多機能施設についての政府の懇談会の審議委員でもあったそうなんだけど,結局その人のところは,小規模多機能施設にはしなかった,って。なんでかというと,やっぱり制度が理念を阻止してるからって。
でも、その理念が置き去りにされて、見直すたびに改悪。
普通、見直しっていうのは、実際にやってみて、どうもうまくないって所を使いやすく改めるためにするものだと思うたんけどね~~
使える巾をどんどん狭くして、いったい、最終的に何を目指しているんだろ?
障害者自立支援法もそうだ。
言葉はとても聞こえがいいけど、自立を支援する法律ではなく、無理矢理こじつけて、「自立」と見なし、「自立している分、負担しましょうね」…って。
それでも日本の社会保障制度は、他の国に比べてそれほど見劣るものではないらしいけど……。