口腔ケア中に歯のかぶせモノが取れたという報告。
一瞬、
もう食べないからいいよ…って思った。
実際にはそのままにしておくわけにはいかないわけですが。
本人、何のために何をされているかわからないままに治療か…と思うと
何もいまになって、このタイミングで歯のかぶせモノが取れなくても!!
と思った。
母は、認知症になった時、入れ歯ではなかったので歯の治療はいつも困り事だった。
歯医者に行くのは無理だった。
ある程度、認知症が進行してからデイで訪問歯科に診てもらうのがやっと。
その後、下の前歯がダメになったけど、まさか入れ歯は出来ず。
認知症初期、出来るなら多少の無理をしても歯医者に行っておくのが良い…と今は思う。
訪問歯科も早めに利用したほうが良い…と思う。
ケアマネや介護職の方が必ずしもその情報をくれるとは限らないので、家族が積極的に訪問歯科についても調べないとならない現実もあるんですけど。
歯科治療といえば今になって思い出すのは自分の歯のかぶせモノが取れた時。
痛みがなかったせいもあったんだろうけど、介護中の私は、
「歯医者に行ったら自分のじかんがなくなる」
と、まるで強迫でもされてるように思ってしまってた。
冷静に考えれば、歯医者は毎日ではないし、一日中でもないのに。
その呪縛から解き放たれたのは、それからしばらくして、母の不穏行動が減ってから(進行したってこと)。
で、予約を入れたら、母が熱を出したりで延期…ってことが二回ほどあった。
そして無事に通いだした歯医者。
ショートステイの時に合わせて予約。
でもせっかくのフリータイムに歯医者なんて…と思っていたら、母が入院、老健入所と、幸か不幸か歯医者通いしやすくなったのだった……ああ、やっぱり皮肉な感じ。
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